見出し画像

伝説のDREAM vol.6岡知花

こんにちは。TABIPPO学生支部のともかです!

今回は、昨年度の「世界一周の夢を叶えるコンテストDREAM」にてセミファイナルまで進んだ、岡知花さんにインタビューさせて頂きました。

インタビュー内容のことだけでなく、DREAMの現場でのエピソードなど、落ち着きとパワフルさの両方を併せ持った彼女の真の想いに迫ります。

▼DREAMのエントリーはこちらから!

TABIPPO学生支部は、世界一周の夢を叶えるコンテストDREAMの参加者を募集しています。このコンテストは、旅好きの若者が旅への想いを語るコンテストです。最も聴衆の心を動かした方に、最優秀賞として世界一周航空券を贈呈します。

■自己紹介

名前:岡知花(おかともか)
学年:3年
出身:山梨県
趣味:旅行、ドライブ、カラオケ
Instagram:@mele_tadaima
Twitter:@mele_tadaima

■DREAMに挑戦しようと思ったきっかけ

ーまずはじめに、このDREAMに参加しようと思ったきっかけは何ですか?

岡さん:もともと、世界一周をしたかったことです。実は、一年間休学してお金を貯めていたんですけど、計画を実行する予定だった年にコロナウイルスが流行ってしまって...。一度は復学したものの世界一周への思いを諦めきれずに、DREAMに参加することを決めました。

過去に私の同級生がDREAMに参加していて、以前から興味を持っていたのもあります。また、プレゼンすることが好きなので「大きな舞台で大勢の観客の前で自分の好きなプレゼンがしたい
この熱意が私を動かしたように思います。

セミファイナルでの1枚。背中から緊張感と高揚感、
会場の熱気が感じられます。

■セミファイナルの感想

-ありがとうございます。では次に、セミファイナルでの感想を聞かせて下さい。

岡さん:今一番に思い浮かんだ言葉は「悔しい」です。正直めちゃくちゃ悔しかったです。それだけ本気で最優秀賞を狙っていました。自分に対して悔しいことはもちろんなのですが、応援してくれていた人達に申し訳なく思ってしまって。ですが、真剣に取り組んだ時間は大変ながらも楽しくて、プレゼンしていた舞台での7分間が一番輝いていたなと今になって思います。また、仲間との出来事は時間が経っても当時のように話せます!

ー仲間との思い出のエピソードを聞かせて下さい。

岡さん:交流会の一環で渋谷でご飯を食べて、その後にガストでポテトをつまみながらお互いのプレゼン大会をしました。それぞれにフィードバックをするという会をしました。他にも、一緒に四次審査を受けた子から音声確認をしてほしいと直前に連絡が来たんですね。私達はZoom越しに最後の練習をしました。その時に、互いに自身のプレゼンを隠さずにできる関係性が素敵だなと思いました。

セミファイナルで切磋琢磨した最高の仲間達、
メンターの皆さん

■世界一周のテーマ

-次に、岡さんの世界一周のテーマである「『ただいま』と言える暖かい居場所探し」にはどのような意味が込められているのですか?

岡さん:私自身の体験からこのテーマを思い付きました。実は私が中高生の頃、自分の家に「ただいま」と言って帰ることが出来なかったんです。

幼い頃から両親が教育熱心で、良い成績を取ってくると親はすごく喜んでくれました。私にとって勉強できることは取り柄で、親の自慢の娘でいようと思っていました。しかし、両親の期待に応えきれなくなったある日、勉強ができない自分には存在意義がないのではないかと思うようになりました。そこから勉強ができなくなってしまって...。

勉強ができないと親は怒って私に罵声を浴びせたり、暴力を振るうようになりました。携帯も取り上げられて、門限も学校が終わったらすぐ帰宅しなければならない時間でした。そこから、私は居場所というのを失ってしまいました。今までのように「ただいま」と言って家へ帰ることが怖くなり、夜の街を彷徨ったり外で寝た日もありました。両親が寝静まった後に家へ帰ってからも不安と恐怖で一睡もできませんでした。

そんな時に、1つ目の転機となったのが1人のNPOのスタッフとの出会いでした。その方は「うちへおいで」と何度も温かく迎えてくれました。
「自分に居場所ができた」そう思えたんです。
2つ目の転機となったのが、大学の友人に誘われたことがきっかけで行ったスタディツアーです。ルワンダへ行きました。現地でホームステイをした時、「ただいま」「おかえり」そんな何気ない言葉を伝え合えることに涙が出ました。みんなでご飯を作って、食べて、お皿洗いをして、1つ屋根の下で安心して眠ることができました。それは私にとって、とても幸せな時間でした。

これらの体験を通して私は、世界一周をする中で自分が安心できる場所をもっと見つけたい、更に、コミュニティカフェなどみんながいつでも帰れる場所を作り、今度は私が少しでも誰かの力になれればと考えています。また、その子達には過去の自分と同じような辛い経験をして欲しくないので、自分と同じ境遇を持つ子供達を救いたいと強く思います。私のテーマである「『ただいま』と言える暖かい居場所探し」には、このような意味が込められています。

ルワンダでの1枚。「ただいま」「おかえり」と
伝え合える暖かい空間に笑みがこぼれました。

■DREAMに参加して良かったこと


ー次に、DREAMに参加して良かったことを教えて 下さい。

岡さん:自分と向き合えたこと1番良かったです。自分と素直に向き合うことで自分がどのような時に嬉しかったのか、どのような時に悲しかったのかなど心の変化に触れることができました。自分の気持ちに気がつく中で何度も涙を流してしまいました。

また、Web投票の時に沢山の人が自分に投票してくれて、それだけではなく拡散してくれて自分のことをこんなにも応援してくれる人がいるんだ、周りにこんなにも愛してもらっていたんだと実感することができてとても嬉しかったです。DREAMが終わった今でも頭が上がらないくらい感謝しています。

■今年のDREAMに参加する人/参加するか迷っている人へメッセージ


ー最後に、今年のDREAMに参加する人や、参加することを迷っている人にひとことお願いします。

岡さん:今年のDREAMに参加する人へ
私で良ければ壁打ち付き合います。(笑)
(都合が合えば)

参加することを迷っている人へ
何も失うものはないから、迷っているなら1度挑戦してみてもいいんじゃないかなと今になって思います。Web投票の時を含めて、数えきれない程の沢山の応援には何度も励まされました。感謝の気持ちで一杯です。また、誰よりも感謝したい相手はメンターです。私のために、時間を尽くしてくれて頻繁にアドバイスをくれました。2人で週2、3回カラオケに滞在して、発声練習ということで一時間だけ歌ってから練習したのはとても良い思い出です。(笑)

■あとがき

今回は昨年度セミファイナリストの岡知花さんにインタビューさせて頂きました。

話をお聞きして、出会いと夢には繋がるものがあるなと感じました。人との出会いが夢のきっかけになり、また今度は夢を持つ人が誰かにきっかけを与える。これはとても素敵なことだと思います。皆さんも、今までを振り返ると、沢山の出会いがあったことでしょう。それらの出会いの中には、夢に繋がるカギがあるかもしれません。一度、目を向けてみると面白いかもしれないですね。

インタビューありがとうございました!

■募集要項

▼DREAMの詳細&エントリーはこちらから!

参加資格(下記のどちらかに当てはまる方)
・22歳以下の全ての方
・23歳以上の在学証明をお持ちの学生(修士課程、編入、留学、留年も含む)
※休学中、留学中の方も参加可能です。ただし、セミファイナル・ファイナルに出場した場合は、会場にお越し頂くことが条件です。
参加費
1,500円
※高校生以下は無料
※高専生については、1~3年生は高校生扱い、4,5年生は大学生扱いになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?