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TABIPPOの想い、POOLOが思い描く未来【POOLO OPEN SEMINARレポート】

TABIPPOが運営している、自分と世界の豊かさをつくるニューノーマルトラベラーが育つ学校「POOLO(ポーロ)」。2022年1月から待望の第3期が始まります。 

今回は、POOLOに最も深く携わる清水直哉(株式会社TABIPPO代表取締役)と恩田倫孝(POOLO学長)の2人が、TABIPPOやPOOLOが思い描く未来や、将来に対しての想いを話すOPEN SEMINARを2021年12月21日に開催しました。

前半では、TABIPPOとPOOLOの概要とともに、POOLO3期がどのような想いでどういった未来を見据えているか、ニューノーマルトラベラーとは何かについてお話しました。後半では、POOLO卒業生を交えてトークセッションを実施。当日の模様をお届けします。 

POOLO(ポーロ)とは?

POOLOとは、「旅」を共通項に持つ現代のミレニアルズの起業家・事業者・実践者たちの知恵や力、経験等を結集させた、次世代を形成するニューノーマルトラベラーが育つ新しい学校です。

「自分と世界の豊かさをつくる手段を形にする」をゴールに、100人の仲間と9カ月間ともに学び、価値観や社会をアップデートしていくプログラムです。

2019年から始まり、350名以上の生徒が卒業しました。


ゲスト紹介


ニューノーマルトラベラーって?

POOLOは、世界を無頼に経験したことを生かし“今までの旅人たち”をアップデートしていくニューノーマルトラベラーが集まる新しい学びの場です。

ニューノーマルトラベラーという言葉は、これからの時代においては自らの豊かさと世界の豊かさの両方を創れるトラベラーが求められるのではないかと考え、僕らが定義しました。

POOLOが目指すのは、誰もが豊かに旅する時代。旅人だけでなく旅を受け入れる観光地も含め、お互いがより豊かに生きていけるような時代を創っていきたいと考えています。

この想いを実現するためには、ニューノーマルトラベラーの育成が必要です。旅好きな方々を集めて旅の経験を深堀り、自分自身と世界に還元していくことで、豊かに旅する時代を作りたい。

その実践のために「共に学び、共に遊び、共に創る」。すべてを同じ比率で活動していくのがPOOLOの特長です。

POOLO3期 3つの進化


今回で3期目になるPOOLOのプログラムでは、3つの点をアップデートしました。

1.豊かさを作る力をメインテーマに
2.アウトプットの機会を増やし実践的に
3.活動サポート体制の充実を

3期では自分自身の豊かさに加えて、他者や世界の豊かさを創ることをメインテーマとして据えています。発表の場やアウトプットの機会を以前より増やし、より実践的なプログラムになりました。

また今回、研修を経たコミュニティマネージャーによる活動サポートする制度を導入し、参加者同士の活動が加速するような体制にパワーアップさせています。

全国37都道府県350名のPOOLO卒業生との連携も強化し、ビジョン設計、プロジェクトマネジメントなどをサポートします。

豊かさをつくるスキルを磨くPOOLOの特徴とは

本プログラムでは、これからの自分と世界の豊かさを作る手段を9カ月かけて形にします。ニューノーマルトラベラーになるために「ナレッジ」「キャリアデザイン」「スキル」「マインド」4つの領域を高めながら、豊かさを作るスキルを磨きます。

毎月、テーマに沿ってロードマップを進めます。はじめに、旅の経験から自分の現体験や「好き」と向き合い、自分自身の人生の豊かさの言語化を1か月かけて行います。

それ以降はチームに分かれ、世界を豊かにするためのコンセプトを共創します。コンセプトを実現するためのスキルセットを学び、最終的には自分と世界の豊かさを創る手段を何らかの形でアウトプットしていきます。

9か月のプログラムを有意義にできるかどうかは、自分自身が納得できるビジョン設計を行うことが重要です。ビジョンは人が生きていく指針にもなります。このプログラムでは最初に自分の価値観の深堀りとチームメンバーへの共有を取り入れた設計にしています。

ビジョンは、実践を重ねることで何度も変わっていきます。最初に立てて終わりではなく、ビジョンを再構築してアップデートしていくことでアウトプットの質も高まります。

コミュニティから共創が生まれる仕組み

POOLOでよく聞くキーワードが「コミュニティ」。仲間の活動に巻き込み巻き込まれて成長していくのがPOOLOの特徴です。

過去にはチームMTGや1on1、サークル、部活、事業創出、勉強会などSlack上で100個以上のチャンネルが立ち上がり、参加者同士の活動が生まれました。

ここで、なぜ共創が生まれるかのプロセスを紹介します。

POOLOでは、コミュニティで共創が生まれるには5つのステップがあると考えます。

まず自分の中で「自己理解」「自己開示」「自己決定」を行い、チーム活動を通じて「他者理解」をした上で「共創」が生まれるという5ステップです。

また、コミュニティの力を最大化するために、MITのダニエル・キム氏が提唱する組織の成功循環モデルを参考にしています。メンバー同士の関係の質を高めるサポートを行い、メンバー同士が思考の質を高め、最終的にはコミュニティで生まれたアウトプットの質が高まっていくようなプログラムを設計しています。

POOLOだからこそ味わえる3つの魅力

POOLOの魅力は大きく3点あります。

1つは、個人的な旅の原体験を世界や自分を変える原動力につなげられることです。

2つ目は多才な講師陣。自分たちの旅の原体験を持っている多才な講師から、どうやってビジョンを設計したか、ビジョンをビジネスに生かすために何を実行したかを何を実行したかの生の言葉を聞く機会があります。

3つ目は、新しい未来を一緒に生きる100名の新しい仲間との出会いです。社会人になると、似た価値観で利害関係のない仲間と出会える機会は減少します。POOLOでは、旅の原体験を持つ100人の仲間と熱量高く活発なコミュニケーションができる魅力があります。

POOLOは「より豊かに生きることに向かって自分自身をアップデートさせたいと本気で思っている旅好きな人」にむけて作ったプログラムです。

旅が好きで旅の原体験を持っている人、他の人と成長して1人ではできないことに挑戦したい人、一生涯続くような濃いつながりを創りたい人、誰かと一緒に挑戦したいと思っている方にぜひ来て頂けたらと思っています。

また、ウェルビーイングやSDGsに関するテーマを多く扱うので、その分野に興味関心がある方にもオススメです。

豊かに生きられていない現状を変えたいけれど、自分ひとりの力で変えるのは難しい。他のメンバーと一緒に成長したいと思っている方をお待ちしています!


TABIPPOの想い、POOLOが思い描く未来

次に、TABIPPOという会社の事業や想いと、POOLOでやりたいことや目指す世界についてお話します。

TABIPPOは、僕が大学4年の時に人生に悩みバックパッカーで世界一周したという現体験がきっかけで、世界一周の時に知り合った旅好き大学生の仲間と設立しました。2014年に株式会社化し、現在8期目です。

TABIPPOは、一言でいうと「旅」を広める会社です。「旅に一歩踏み出す」という想いからTABIPPOと名づけました。日本には旅を広めるために会社をやっている企業が少なく、珍しい会社だと自負しています。

TABIPPOのビジョンは「旅で世界を、もっと素敵に」。旅好きな仲間と、旅の価値を信じている会社です。旅が広まることで人生は豊かになると考え、豊かな旅人が増えるほどに世界も豊かになると信じています。

日本はパスポート所持率が23%と先進国の中ではとても低く、そういった社会課題を解消していきたいです。

2025年までのビジョンとして「新しい旅のスタンダードで観光復興のリーディングカンパニーになる」と掲げています。コロナ禍で観光業界がダメージを受ける中、新しい旅のスタンダードや、本質的な観光復興の実現をしたいと考えています。

TABIPPOの組織戦略では、役職や上下関係、管理がないフラットな組織を目指しています。POOLOのコミュニティでも同様の考え方や文化を意識した運営を行います。POOLOに参加された際にはぜひ、TABIPPOメンバーとも交流していただけたらうれしいです。

TABIPPOの6つの事業

TABIPPOは社員数20名ほどの小さいベンチャー企業ですが、「メディア」「イベント」「キャリア」「プロダクト」「マーケティング」「エデュケーション」の6つの事業を運営しています。

運営メディアのTABIPPO.NETは、月間200万人の読者があり会社の顔となっています。「これからの時代の多様な旅を共創する」をテーマに、旅への想いと原体験を持つ旅人が20~30代のミレニアルズに向けて「旅」の価値を提案しています。

コンテンツ企画力も当社の強みで、旅エッセイや写真集などの書籍は累計30万部のヒットとなっています。書店で見つけていただけたら嬉しいです。

このほか、旅好きミレニアルズに向けてオンライン・オフラインイベントを年間300回開催。BtoB向けのマーケティング支援やPOOLOのようなエデュケーション事業も行っています。

POOLO立ち上げに込めた4つの想い

POOLOを立ち上げの理由は4つあります。

まず1つ目に、ある文化(=コミュニティ)を形成するためにはスクールが必要要素だというTABOPPOの考え方があります。

TABIPPOでは、コミュニティ形成には6つの要素が必要だと考えており、その1つがスクールです。国内外への旅で成長した人々が、次の人生を豊かにするために学べる場所を作れたらという想いがPOOLO立ち上げの発想になっています。

2つ目に、POOLOで掲げるニューノーマルトラベラーは、TABIPPOがやりたいビジョンそのままであるからです。

旅の効用は、人を幸せにし、人を強くさせ、人を利他にすることです。この3つの軸の堆積が多い「豊かな旅人」を増やすことにより、豊かな観光が広まり世界をも豊かにできると信じています。

3つ目に、観光復興のために次世代人材育成が挙げられます。観光業界が大きな変革の時期にある今、若い力は絶対に必要です。このような時期に学びの場やコミュニティを作ることで5年後10年後が変わると考えています。

4つ目は、旅と新しい教育の形を模索することで、社会に求められる事業を作りたいという想いがあるからです。持続可能性を重要視して事業を行う中、「旅×教育」という切り口で教育をどう変えるかをPOOLOを通じてチャレンジしていきたいです。


クロストーク(清水・恩田)

登壇者によるクロストークでは、運営メンバーだから語れるPOOLOの魅力についての意見が飛び交いました。

まず、第3期の参加者の傾向について「今まで以上に利他精神がある方が集まっている」(恩田)、「過去の参加者の平均年齢は27~8歳で、一番多いのは社会人3~5年目。キャリアアップや、家族や会社以外の知り合いが欲しいという人が多い」(清水)と言及しました。

POOLOは旅をキーワードに参加者が集まるため、職種に多様性があるのが魅力。「医者、弁護士、薬剤師、フリーランスが集まるコミュニティはあまりない」(恩田)と語ります。

POOLOは国内外で注目されており、自治体や観光局からの指名オファーも多いそう。POOLOメンバー限定のツアー企画も開催されており、世界中を旅した視点と多様な背景を持つメンバーからのアドバイスは絶賛されています。「観光業界にいない人たちでも観光に携われて、未来に可能性を感じる」(清水)と言います。

POOLOの魅力について2人は、「旅した経験を還元する場がない中、フィーバックする経験が得られるのは価値があるし他の場所でも役に立つ」(恩田)、「参加者が口を揃えて驚くのが、自分の意見を受け入れてくれるコミュニティです。旅の原体験から自分が持つ知識やスキルと向き合い、講師の教えのもとでアウトプットする方法を学べる場がPOOLO。自分たちが若いときに欲しかっためちゃくちゃいい場所です」と笑顔で語りました。

卒業生トークセッション

後半では、ゲスト2名にPOOLO1期の卒業生2名を加えたトークセッションを実施。POOLA愛にあふれるトークの模様をお伝えします。

やまし(山下)

POOLO1期生。大学生時代に50カ国以上旅した経験を持つ。教育系の会社でマーケティング業務に従事。POOLOとはソーシャルで出会い、学習モデルに惹かれて参加。

Pico(こながよし はなえ)

POOLO1期生。26歳のときにピースボートで世界一周を経験。旅の経験を社会に還元したいと思っていたときにPOOLOを知り参加。シェアオフィスのコミュニティスタッフ、不登校児童のオンライン家庭教師など3つの仕事を掛け持ちする。


ーー POOLOに入ったきっかけ、理由を教えてください。

やまし:仕事に対するモヤモヤを解決したいという想いがありました。当時はTABIPPOを知りませんでしたが、POOLOの事前説明会に参加して話をした際に人が魅力的で、入ってもいいと思いました。

清水:やましは教育系企業でマーケティングをやっているけれど、マーケティングを学べる場ではなくあえてPOOLOを選んだ理由は?

やまし:スキルよりマインドで選びました、他のスクールは比較対象ではなかったです。

Pico:私は当時グローバル人材になりたいと考えていて、SNSで見つけた「21世紀型グローバル人材を育成する大人の学校」というキャッチコピーに惹かれました。多様性を認め合える世界を作りたい想いを実現するためのアクションが描けるではという期待も高かったです。仕事を辞めて上京するタイミングで、応募時は仕事も肩書きもない状態でしたが、不安よりは煮えたぎる思いがあり参加しました。

ーー1番印象に残っている講義は?

Pico:中込さんという世界を旅するダンス教室をやっている方の言葉が記憶に残っています。「グローバル人材とは何か」という質問に対し、「ローカルの活動を世界に広められる人がグローバル人材だ」と仰っていて。身近な営みに価値を見出してそれを世界に広めることが価値があるという話が印象的でした。

やまし:石井さんやSNSの飯高さんは今でも参考にしています。マーケティングスキルに関する内容は実務でも使うので記憶に残りました。大瀬良さんの事業づくりの考え方に関する講義も有意義でした。

ーーPOOLOを通して共創できたと感じたことは?

やまし:POOLOマーケ部とPOOLO見聞録の2つですね。マーケ部ではマーケティングトレースという他者分析を10回ほど行いました。POOLO見聞録では、情報発信のメディアでnoteをつくりました。

清水:やましはマーケティングを教える立場で参加していて、初心者の部員もうまくまきこんでやってくれましたよね。それきっかけで転職した人もいたのはやましの功績です。

やまし:ありがとうございます。あれは結構利他でしたね。初心者の人への伝え方を考えることには価値がありましたし、自分の得意なことを伝える面白さも感じました。

Pico:印象に残っているのは、千葉の廃校を2日貸し切った学園祭と運動会です。デザインをできる人がチラシを作成するなど、得意を生かして企画を実現できたのが感動的でした。私は運営担当ではありませんでしたが、学園祭後にダンスフィナーレを企画して1曲みんなで踊りました。貢献できた嬉しさに加えて、皆で肩を組んで歌い踊るのが綺麗だなと感じました。

清水:私は中心として立ち上げてないというのは大事だと思います。全員がリーダーである必要はなく、やりたい人に共感するフォロワーシップがある人も大切です。

ーーPOOLOに入って意外だったことは?

Pico:グローバル人材になるはずがコミュニティマネージャーになっている自分に驚いています。コミュニティの面白さに気づき、その現場で楽しく働けているのが意外な点ですね。私は今3つの肩書きを持っていますが、最初はフリーランスになりたいとも思っておらず、コミュニティづくりの概念も知りませんでした。POOLOで出会った人たちからスキルと知識をもらえて今ここにいます。

清水:POOLOに入ったら予期せぬ形で転職が見つかったということですね。

やまし:僕もコミュニティが大きいです。こんなに長く続くメンバーに出会えるとは思っていませんでした。マーケターの僕にとって、Z世代の意見をフラットに聞ける環境は副産物でした。参加者の中では年上だったからこそ利他的なことが多く経験できました。

ーー3期に参加される方、参加するか迷っている方にメッセージをお願いします!

Pico:POOLOに参加される方は人生がすごく面白くなるはずです!迷っている方は一歩前に進んでみるといいと思います。POOLOの本当の進化は、プログラム中に出会う人との共創や講義の面白さが卒業してからも深く続いていくことです。人生の選択肢を広げてくれるし、自分にとっての豊かさの意味が変わっていくとも思いますので、迷っている人はぜひファミリーになりましょう。

やまし:迷っている方はぜひ応募してみたらいいと思います。POOLOでは講義を通して大人の学び方を学べます。大人になって何を学んだらいいかもゴールも分からないときに、皆で話しながら自分らしい学び方を知れる場です。授業料は安くはないですが、挑戦する価値はありますよ。

POOLO3期への応募期限迫る!申し込みは12月27日まで!

POOLO3期への応募期限は12月27日まで!

▼申し込み方法
①TABIPPO公式LINEへの登録する

②応募要項を確認し、LINEで申込みをして下さい。質問があればLINEで受け付けます。

たくさんの方のご参加、お待ちしています!

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Writer: 石崎リカ
Editor:五月女菜穂
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