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心を整える「節目」の大切さ

弊社tabinovaが提供しているサービス「doppo」のコンセプトは「私のまま、私らしく。」です。どんな時でも自分の個性を大切に、自分らしく過ごすことができるようになることで、自立心、自己肯定感が高まり、自由な働き方、ライフスタイルの選択肢が増えていくと私たちは考えています。「自由に旅をする生活」とは、日々を自分らしく過ごして行けること。そのためには日々の心を整えていくことが大切だと感じています。

「晴と褻」をご存じですか?

古来、日本 には「晴と褻(ハレトケ)」という概念がありました。「晴」とは今でも「晴れ着」や「晴れ舞台」などの言葉が残っていますが、「特別」な日を表す言葉で、「褻」とは日常を表す言葉として使われていました。1年の300日以上を「褻」として生活していた昔の人々にとって、晴の日は「節供(節句)」とも呼び、日々の生活の「節目」として特別な1日を過ごしていました。「端午の節句」「節分」など昔から続いている行事には「節」の文字が見られますよね。

この「節目」は当時の人々にとって、気持ちを切り替えるよいきっかけになっていたように思います。「晴の日」が近づくに連れ、食事や飾り付けなどの準備を進めながら徐々に気持ちを整えていく。そして大切にその日を過ごすことで、気持ちを新たにし、また次の「晴の日」に向けて元気に生活していく。

「晴の日」は心身を整える大切な役割を担っていたように思います。

節目の大切さ

現代の生活は「晴」を追い求める傾向が強いように感じます。

「晴と褻」の概念は、現代に至るなかで徐々に失われていったと言われています。生活が豊かになることで、服装は普段から気を使う様になり、かつては手間がかかった食材も簡単に調理することができるようになることで「特別な日」の食事が普段から食べられるようになるなど、徐々に「晴と褻」の境界線が曖昧になったことが背景にあると言われています。

境界線が曖昧になっていった結果、日々の節目として大切にしていた「晴の日」は日常とさほど変わらない過ごし方へと変化し、代わりに日常の生活の中に特別な何かを求める意識が根付いていったのかもしれません。

気持ちを切り替えるタイミングが掴みにくくなり、無意識に日常の中に「晴」を追い求めることが、気づかないうちにストレスを溜めてしまう原因になっているのかもしれません。日常の中に上手に「節目」を作っていきたいですね。

先人の知恵、古来の風習に学ぶ

「晴の日」のような特別な日ではなくても、日々の心を整えるために「節目」を作ることが大切だと感じる方は多いのではないでしょうか。

tabinovaでは、日々の心を整えていくための「節目」を作る取り組みや、参考になる古来からの風習や伝統などを学んでいく研修プログラムを開催しています。温故知新。先人の知恵から色んなことを学んでいきたいですね。オンライン研修も実施していますので、よろしければご参加ください!

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