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見えないものがわかる

ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは1098年に今のドイツのラインヘッセン地方に生まれています。20 世紀になって、彼女が記したとされる薬草に関する深い知識が満載の書物に関心を向ける人が増えました。

ヨーロッパでは12世紀末ごろから起こった実質的な私刑に近い制度である「魔女狩り」は200年程度続き、犠牲になった人物は、「全ヨーロッパで4万人から6万人が処刑された」とされるほどの大規模なものでした。

「魔女」とされたのは、社会的な役割としては祈祷師やシャーマン、あるいは薬師などのようなもので、そもそも立派に認知されていた職業の一つだったのです。

自然の力を活かすことができる人は自然に繋がっているとされて、処刑され、本も全て焼かれてしまったのですが、この時期よりももっと前に生きていたヒルデガルドの自然療法に関する記述は残って今に繋がっています。

あらゆるものを分析し分類するのが科学とされたような時期もありましたが、今はそれだけでは説明し尽せないことがあることに気づいてきています。人を含め生きているものは何かを感じ取る能力があると思います。

アーユルヴェーダ

中国医学

見えないものを感じ取るのは特別な事ではないし、それが無かったら気持ちは通じないでしょう。全てを言葉にしようとして法律はどんどん増えていく。

魔女狩りの時代、人は何を怖れてたのかな。殺す方が怖くないですか。

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