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人の心に木を植える

『人の心に木を植える』 畠山重篤 2018年

「森は海の恋人運動」は平成元年(1989年)から始まっています。
気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山で、畠山さんたちカキ漁師による落葉広葉樹の植林活動です。

山の森
海の森
心の森
森には三つあるのです。

「森は海を 海は森を恋(こ)いながら 悠久よりの愛紡ぎゆく」
 熊谷龍子

この本は森里海が昔から繋がっていることを伝えています。カキを通じてどのように世界が時空を超えて繋がっているのかが優しい言葉で詳細に伝わり、縁の深さに驚き感動しました。多くの方に読んでほしい本です。

この中に載っている田中克先生の平成15年(2003年)言葉
「『森は海の恋人運動』のことは、以前から気にかけていました。
 森・川・海と自然はつながっているのですが、現在の学問体系はたて割りで、ぜんぶべつべつに研究しています。しかし、これではいけません。京都大学はやっとの思いで森から海までを統合した、世界で初めての学問”森里海連環学”を立ちあげました。」

写真のもう1冊は「森里海」研究が紹介されている2022年2月発行の本です。
田中克先生が監修されています。

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