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コミュニティコインデザイン

eumo通貨デザインコースの1泊研修合宿に参加。
1日目午後に洞爺湖健康玄米で研修と宿泊、2日目は午前中研修、午後は洞爺佐々木ファームでの『eumo加盟店マルシェ』でのトークライブと麻紀さんのスタディツアーに参加するという内容。

RAKUICHIという場でコミュニティマネージャーしていて、参加者を増やすことを課題としてこの研修に参加しました。
RAKUICHIでは、エッセンシャル・マネジメント・スクール(EMS)の卒業生がスクールタクト(機種を問わずにICTを活用した授業ができる授業支援クラウド)に自分がやりたいお店を開けます。そしてems(エムス)というコミュニティコインで感謝を伝え合うことができます。
emsは共感コミュニティ通貨eumoのローカルコインのイメージです。

emsやeumoは加盟店登録すれば円に換えられますが、加盟店にならなくても個人間送金が使えます。
eumoは共感が巡るコインで、スマホアプリをダウンロードすればすぐに使い始めることが出来ます。大きな特徴として「貯められない」性質を持ち3カ月たつと期限が切れます。期限が切れたものは集められ、支払い時にギフトした額に応じて再配布されます。その意味するところはお金の健全な循環です。ずっと医療系の仕事をしてきた私は、本来の健康に近づくことができる仕組みのひとつだと考えています。

EMSとして、期限切れコインの使い方と、どのような人をコミュニティに参加していただくかをデザインしたものがems(えむす)というスクールコインです。期限切れコインは奨学金に、コミュニティ参加者はEMSの卒業生です。EMSの卒業生はそれぞれが関心で集まった部活にボランティアで参加していることが多く、RAKUICHIの参加者はまだ少ないのですが、出来ることで貢献していける場としてゆっくり育てていきたいと思います。場の魅力を深めたい。このようなことを研修で話しました。

その他に参加されていたのは、栃木県にある空き家を地域コミュニティとして育てようとされている方、業務改善職コミュニティを創造されている方、ナチュラルハーモニーの店舗間と参加者間のコミュニティを考えられている方でした。
玄米酵素の洞爺健康館でのお部屋、食事、温泉、洞爺湖の眺め、いずれも最高でした。食事後、洞爺湖の浮見堂に散歩に行き、夜は庭のあずまやで語り合いました。


2日目は早朝からニセコeumoハウスに連れていっていただきました。行く途中はほぼ原野で北海道ならでは、を感じました。eumoハウス近辺は別荘地でそれぞれが花を育てたり、美味しい湧き水で水道を作ったり、自然を楽しみじっくりと慈しむような暮らしの雰囲気が伝わってきました。あちこちに出かけて楽しむ東京の暮らしとの違いを肌で感じました。

朝食後、午前中には研修が続き、午後から洞爺佐々木ファームで、佐々木麻紀さん、お茶の矢部園さん、eumoの新井和宏さんの対談に参加しました。矢部園さんはお茶農家を守るためにお茶の価値を伝え続けています。麻紀さんは大地の力、地球のいのちの力を循環させようとして無農薬無施肥で野菜を作り、手伝ってくれる若者に思いを伝えています。
社会を変革しようと志す人はそもそも少数派なので、伝わるのには時間がかかります。この対談を通じて、循環する未来を創造していく歩みをしっかりと感じ取りました。
佐々木ファームのお野菜は直接販売が主で、私は2015年から野菜をいただいていながら麻紀さんに初めてお会いできました。感激でした。

それから、麻紀さんによるスタディツアーに参加して14町の農場と、収穫した野菜を熟成させるアイスシェルターを体験しました。野菜が自らの力で気候に合わせていのちを守る物語、ひいおじいちゃんの代から大木の生えていた土地を開墾してきたことなどをお聴きしました。土はいのち。畑から直接採って食べたブルーベリー、レタス、トマトは最高でした。

飛行機の時間が決まっていた私たちは農場を後にして大自然の中を新千歳空港に向かい、仲間の素敵な運転によりピッタリと間に合いました。
仲間の存在は嬉しいものです。今回の研修に参加出来て、いのちが循環する社会に向けて気持ちを新たにしました。
ありがとうございました。


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