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実践するドラッカー・思考編(5) 2010.01 佐藤等 編著

ドラッカー教授は「知識こそが事業である」といいます。個人のもつ知識こそが、事業成長の源泉なのです。
成果をあげるには、知識や専門スキルだけではなく「成果をあげる能力」が必要になります。
なすべきは自らがもっていないものではなく、自らがもっているものを使って成果をあげることである。

強みを知る方法は一つしかない。フィードバック分析である。何かをすることに決めたならば、何を期待するかを直ちに書きとめておかなかればならない。そして九カ月後、一年後にその期待と実際の結果を照合しなければならない。

強みを生かす三つのステップ
第一:明らかになった強みに集中すること
第二:その強みをさらに伸ばすこと
第三:無知の元凶ともいうべき知的な傲慢を正すこと

強みを生かすということは行動することである。
強みを生かすことは、実行によって修得すべきことであり、実践によって自己開発すべきものである。

強みを生かすことは、行動であるだけでなく姿勢でもある。しかし、その姿勢は行動によって変えることができる。

個人の最大の資源である時間やエネルギーを、「何に」投下するかが重要です。最高の投資効率は、得意分野や強みに資源を投下することで得られます。並の分野に投資しても、たいしたものは得られません。

強みは資質に由来しますが、「仕事の仕方」は習慣の蓄積に由来します。できるかぎり早く発見し、トレーニングによって習慣化することが大切です。

ドラッカー教授はまた、「他の人には難しいが自分には簡単にやれることは何か」を考えよ、ともいいます。つまり、他の人の「仕事の仕方」を知ることで、自分自身のスタイルも見えてくるということです。

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