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日常的郷愁メドレー(歌詞まとめ)

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早いとこ曲をつけてあげたい
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2023年10月の記事一覧

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千里馬のように健気な君の毛色は 落ち窪む”場”のイメージを掻き立てる 人々の歩む先に一点が ただ一点が 標準時正午 気づいているのは何億人? 刹那が捉えた不確かな指の形と 活人画のセオリー 行ったり来たり 時間の相対性の人文的意味 標準時正午 気づいているのは何億人? 地球よ回れ 均しく回れ 軛に遅れをとることなかれ 扉の外に根差した帰宅という営み くだけた声を僕も聞いたことがある 郵便番号制度の人文的意味 標準時正午 気づいているのは何億人? 実体のないあなたを宿し

[僕らが惹かれ合った頃]

やけに高いバスの座席から 木陰を歩く君を見た 背中を丸めては胸を張り はしゃけばうなだれる表通りにて 誇り高き街の盛衰は 僕らの知らない企てだ 海辺に置いてきたあれやこれ 離れたらなくなる訳じゃないよね いつになれば答えは見つかるの ボトルに込めた手紙を開くの この広すぎる都会の海で 何が二人を繋ぎ止めているの 僕らが惹かれ合った頃には 見上げたビルもキリが無くてさ 鎖でできたブランコを漕いでは もっと高くまで届いてたはずさ 大きな心の大人たちの ため息の意味が今なら

[Remains Cometary]

少ないルールに参って 今宵もパチ屋に入り浸る バカな冗談は言わないでくれ 世界地図帳を開いたら 故郷が狭くて癪だった 縮尺の違わないやつをくれ 掃き溜まりが 生き字引が 後ろの正面が黙ってら 蝉の声と そして君が 骸の彗星が 骸の彗星が 光ったら 君と狂い咲いてた日々も 忘れた気でいた昨日も バカな冗談のように息を奪う 一〇九番地の端っこ 師走は八洲も凍る 手渡しで 何でもいいから…くれ 吹き溜まりが 四季の森が 後ろの正面が眠ってら 雪の声を 踏み鳴らしたら