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南の島で迎えた人生の転機【4.マーシャル諸島🇲🇭】
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この連載の題名にある「珍国」は、「日常では聞き慣れない珍しい国や地域」。
2008年、縁あって出会った人から依頼された仕事が、「珍国への渡航」だった。
当時私は旅行業に従事して14年。それなりに海外は経験していたものの、慎重な性格で、不安を感じていた。
旅先は北太平洋の島国マーシャル諸島。日本からグアムへ約4時間、そして約8時間かけて4つの島を各駅停車のように飛行機で立ち寄り首都マジュロに入る。
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マジュロ環礁は57の小島が細長い楕円形で連なり、「太平洋の真珠の首飾り」と呼ばれる。
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舗装道路はたったの50キロ。カメラを持って歩くと青空によく映える明るい笑顔の子供たちが「撮って!」と駆け寄ってくる。大人もその様子を笑顔で見ている。
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![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25283704/picture_pc_4c119a901cf5816631c0f2e2ee0e5d54.jpeg?width=1200)
マーシャル諸島には米国が水爆実験を行ったビキニ環礁もあり、今も苦しむ被爆者がいる。そんな歴史を背負いながら、人々はゆったりと暮らす。時間を守るなんて小さなことに囚われず、不確かな未来よりも今を大切に生きていることを心に打たれた。
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飛行機の日機内からエメラルドグリーンの美しい海と島々を眺めた。私は別の仕事をすべきか悩んでいたが、彼らに出会い、吹っ切れた。この旅が珍国への案内という今の仕事の第一歩となった。
※2016年7月20日✍️西日本新聞夕刊
「珍国に恋して」
マーシャル諸島をもっと詳しくという方は、以下のサイトでもコラムを執筆しています。
https://fanfunfukuoka.aumo.jp/articles/80369
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