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「欲を満たす」より、「好きを叶える」

こんにちは、タビィです。
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2回に分けて、インスピレーションについて、私なりの解釈を実体験を踏まえお伝えしました。こちらで読めます↓ので、ぜひどうぞ☆
「インスピレーションは、”ヒント”ではない。」
「インスピレーションは、時を超える。」

*動画で聴きたい方は、こちらから。

さて、今回のテーマ「『欲を満たす』より『好きを叶える』」は、社会心理学者で、何十年もNHKの人生相談に答えている加藤諦三氏の言葉、著書に出てくるフレーズです。

「欲を満たす」よりも「好きを叶える」人生

今回は、このフレーズをお借りして、「インスピレーション」に関する考察を、ひとまず締めくくりたいと思います。

私は、自分を置き去りにしてしまった幼少期・思春期から30年ほど経った段階でも、自分がまだ「心が疲弊しているせいで、トラウマ反応で生きている」ということに無自覚でした。

好きな人ができれば苦しいし、興味が持てることがあったり目標を立てたりしても、なんか努力が楽しくないし、それで、自分に不満を抱える・・そして、物心ついた時からいつも壮絶に淋しい。

そんな風に、心が疲弊したまま生きていることに、全く無自覚でした。

なんで心が疲弊していたかというと、受け入れられたい、愛されたい、そのためには、他人に優越しなければ・・・という無意識の衝動で生きてたからです。何十年も。

運悪く、机に向かって読み書きしうるというスタイルの勉強が好きだったのと、運動神経が良かったのとが重なり、成長期は「他人に優越する」ことを覚えてしまい、その延長線上に「愛される」「人として価値がある」というようなことが待っていると、いつの間にか思い込んでしまいました。

苦しいはずです・・・・・

こんな幼児性の色濃く残る心理状態で大人やってたら、何も楽しめませんよね。

その後、
人間関係、仕事、あらゆる面でジレンマだらけになって身動き取れなくなって、しんどいのピークだった時に、加藤氏の著書とご縁があって、少しずつ「アレ?これって、私のことかな?」という気づきにつながりました。(そのあと、メンターと出会ったりして、ヒーリングは本格的に加速しました)

加藤氏は、こんなヒントをくれました。

「好き」を見つける。
「好きを叶える」を、自分のためにやる。
それが自己実現の第一歩。
それが自分らしい幸福の大前提、第一歩。

それは、自分が対して好きじゃなかったこと、自分にとって、実はもうさして重要じゃなくなってること、それを認めて諦めることも同時に意味します。

これ、いうほど簡単じゃないです。

時に、自分にとって、好きじゃないもの、どうでも良くなったものというのは、良くも悪くもかなり思い入れのある物や人だったりするので(例えば家族とか)、それを「好きじゃない」「どうでもいい」と認めるのは、もーーーーのすごい抵抗があったりします。

だから、後生大事にしている状態を正当化してみたりします。(恩があるから・・とか)

だから、「好きを認めて叶える」というのは、自分にとって価値のないモノなのに自分が(欲を満たす為に)執着してきたもの、それを認めることでもあります。

加藤氏がメディアで何度も問いかけるところの、「あなたにとって、1番認めたくないものは何ですか?」、それを認めて成仏させるということです。

不健全な執着から自分を解放し、好きを叶え続ける。
自分をそうやって満たすこと。
欲を満たして一時敵に慰めるのとは違う・・・
自分で自分の価値を味わう。
(自分の価値を外に探すのではなく!!)

そこから、もしそれが本物の自己実現の一片であるならば、それを周囲に伝染させる足がかり、周りをも幸せにする閃き=インスピレーション!!は必ずやってきます。

というか、それが本物の自己実現であるならば、周囲に伝染するという現象は、本人が自覚する以前にすでに起こっているでしょう。

そう、インスピレーションは、言うなれば、自分が自己実現できているか(≒人格統合できて成熟の方向へ進んでいるか)の確認済みのメダルなんです。

だから、一概に「ヒント」じゃない。

それが、私が(冒頭にリンクはった)「インスピレーションはヒントではない」の投稿で触れた、「ゲームでアイテムが次々手に入っていく感じ」なんだと思います。

インスピレーションは、ゲームの通過点でもらえるメダル、自分らしく進んでいるご褒美なんです。そして、このご褒美というのは、「さらに自分らしく周囲に与えるアイディアやチャンス」のことです。

そういう意味では「ヒント」でもある。

自己実現は、さらなる自己実現の可能性に報われる!
これが、インスピレーションの仕組みなんです!!

なので、「自分らしさ」≒「好き」の極小フラクタルすらつかめていない状態で、「インスピレーション」だけを探してさまようと、ゲームのフロアでゾンビと化してしまいます。

だって、それは、「好きを叶える」じゃなくて、「欲を満たす」ことに駆り立てられているだけだから。インスピレーションっていうものが降ってくれば、今よりなんかいいことあるはずって、物欲しげにしてるだけだから。

でも、大丈夫。このゲームでは、自分のインスピレーションの待ち方がちょっとズレてるなと付いた瞬間に、ゾンビになる前の自分に戻れます。

なかなか、楽しいですよね。

では、今回はこの辺で。

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