インドが僕に教えてくれたこと。
うるさい。危ない。人が多い。計算が速い。頭がいい。タージマハル。カレー。
この記事を読んでいる人は「インド」という国についてどんな印象を持つだろう。混沌の国。しばしばそんな風に称される場所に僕は大学四年間で二回も訪れた。
遡ると、あれは高校三年生の頃だった。父親の本棚から引っ張り出してきた一冊の本が、”バックパッカーのバイブル”として、日本を飛び出した往年の旅人たちに崇められていたとはその時はまだ知らなかった。
そう、言わずと知れた沢木耕太郎の「深夜特急」。
インド編