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【東京】またまた猛暑の東京で、新橋駅前「まごころ いし井」で呑み喰い三昧 2022年7月1日(金)

立て続けに東京へ行ったときの記録になります。
注)こちら、2022年7月の記事になっています。


ムスメを羽田空港へ迎えに行く

常陸野ブルーイング 丸の内

またの東京でした。週二度も東京を訪れるなんて初めてのことです。平日金曜日、10時過ぎの東北新幹線に乗り込み東京を目指しました。

ムスメは17時頃に羽田に到着する予定でまだ時間がありました。
暑いし喉が渇いたので、東京駅「常陸野ブルーイング 丸の内」でクラフトビールを呑みつつ時間調整をしました。
ペールエール、アンバーエール、クラシックエールと上面発酵のエール3種を呑み比べます。どれもエールらしいコクのある味わいで、ちょっとずつ個性が違いました。涼しい店内でのんびりビールをいただくのは最高でした。

チェックインしたホテルからの眺め

この日のホテルは新橋駅からほど近い「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留」でした。コロナ禍ということで宿泊費がとても安かったのですが、おそらくこういう高級ホテルは最初で最後かもしれません。

なにもかもが想像以上に立派

楽天トラベルから宿泊予約し、貯まっていたポイントを使って一泊8,000円(素泊まり)くらいでした。部屋はちなみに30階。高所恐怖症の人間には辛いでしょう(笑)

ムスメと合流し、「まごころ いし井」へ

ビルの3階に店はあります

羽田空港へムスメを迎えに行き、新橋駅に戻ります。ホテルに荷物を置いた後、新橋の夜の街へ繰り出します。そこらじゅう人だらけで、コロナ禍なんてなかったかのような活気に満ちています。

目に飛び込んでくる酒場はどこも人で一杯で、東京でコロナ陽性者が増えているというのもわからなくもない気がしましたが、恐れてばかりでは経済が死んでしまうから、痛し痒しといったところでしょうか。

この日目指したのは「まごころ いし井」という酒場でした。コロナで社会がこんなことになる前に、一度訪れようかと計画したことがあった店です。そのときは席が空いていなくて断念したという経緯があります。

お通し二品

さて、雑居ビルの3階にある「まごころ いし井」は、照明を落として薄暗い店内で、酒や料理が映えるようにとライティングに工夫がされていて、料理の盛り付けの美しさが際立ちます。

こちらはテーブルチャージ1,000円で料理が二品供されるのが基本となっています。この日はメカブを乗せた豆腐、じゅんさいと糸もずくの土佐酢となっており、目にも涼しげです。
「サッポロ黒ラベル」の小をもらい、まずはぐいっと呑って喉を潤します。

燻製玉子とベーコンのシーザーサラダ

こちらの店は燻製もウリのようなので、燻製玉子を使ったシーザーサラダを注文します。薫香が効いた玉子も美味しいですが、ごろりごろりと入った厚切りベーコンが、これまたしっかりした食感で酒のツマミとしてとてもいい感じです。
生ビールに続いて減圧焼酎「豊永蔵」をロックでいただきます。相変わらずの柔らかさで、味わいが伸び、すいすいと呑める一杯です。

刺身五点盛り

刺し盛り二人前は、左からタチウオ炙り、アオダイ(グラスに乗っているもの)、カツオ、〆サバ、マダイ昆布〆となっている。なんとも目に鮮やかで、そして盛り付けのセンスも素晴らしい。
(ちなみにですが、「まごころ いし井」の料理の写真はすべてムスメが撮ったものです。わたしよりちょっぴりだけ上手なので、写真を借りて載せています 笑)

そしてどの魚もとても美味しかったのですが、特に驚いたのアオダイです。初めて食べる魚でしたが、調べてみたら高級魚のようです。むっちりとした食感、しっとりとした脂の旨味、そして鼻を抜けるクリーミーな香り。素晴らしい味わいでした。
香ばしいタチウオ、鮮度抜群のカツオ、脂乗り抜群の〆サバ、旨みが凝縮されたマダイ昆布〆と間違いなく一級品です。

マグロ酒盗とクリームチーズ

「風の森」を一合いただき、マグロ酒盗とクリームチーズを和えたものをちびちびつまみます。次の料理のつなぎとして注文したのですが、いうまでもなく日本酒との相性は最高なのです。

風の森


アイナメ酒蒸し
蒸し上がり

さて、店内はあっという間に満席になり、そのためもあってか厨房もフロアも大忙しで、だいぶ待ってから、ようやく注文していたアイナメの酒蒸しが到着しました。つなぎの酒肴を注文しておいて良かったです。

アイナメは、生の状態だとしっとりとした身の質感ですが、それを酒蒸しするとふわふわほくほくとなり、箸で持つとほろり崩れます。それを二種類のポン酢でいただくのだが、これが絶品です。

酒で蒸すことで身は柔らかく火が通り、甘みが強く感じられます。そして、敷かれた白菜がまた甘いのです。

アイナメしゃぶしゃぶ
美しいアイナメの身

アイナメのしゃぶしゃぶ、と立て続けにアイナメをいただきます。アイナメは、半生も美味しいですが、しっかりと火を通した方が美味しいと思いました。ぎゅっと旨味が引き締まって、食感とあいまってメリハリがつきました。

にしても、アイナメと野菜をしゃぶしゃぶする出汁が美味しいので驚きました。紙鍋の出汁を飲みたくて、れんげをもらい、ムスメと奪うようにして出汁も残さずいただきました。

光栄菊

酒は2019年に復活した佐賀の蔵が醸す「光栄菊 白月 無濾過生原酒」を注文しました。爽やかな香りと味わいで、白身魚と野菜によく合います。近年人気の一本、人気の蔵で、わたしは初めて呑みましたが、これはいいです、今後も見つけたらぜひ呑みます。

〆のそば

その後、東京都青ヶ島の「青酎」、三年古酒「くら」などを呑み進め、いい感じで酔っ払うと、忙しくフロアで働いていたオーナーの石井さんがテーブルに近づいてきて話しかけてくれました。

「料理長は昼間は実家の蕎麦屋で働いているんですが、そのおかげでウチの店は出汁が自慢です」とオーナーの石井さん。道理でしゃぶしゃぶの出汁が絶品だったわけです。

「一日五食限定で、料理長の実家の更科蕎麦を御提供できます」とのことなので、蕎麦もいただきます。
と、この蕎麦が素晴らしい香り、喉越し、食感と〆にいただくに最高の一枚でした。

「蕎麦つゆがすんごく美味しい。変な甘ったるさがなくて、キレがいい」と蕎麦通のようなことを言うムスメ(笑)

ということで、サラリーマンの聖地新橋にて、素晴らしい酒場「まごころ いし井」において、文字どおり真心のこもった料理・酒・サービスを楽しみ、大満足してホテルに戻って涼しい室内でぐっすり眠ったのでした。

(おわり)

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