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【1/9】 三ヶ月ぶりの旅は名古屋! 大歓楽街の酒場をゆく「代打出張は突然に」

5月某日の午前11時、いつものようにいつもの自分のデスクで、ぱたぱたとキーボードを叩いていたところ、上司が「ちょっとちょっと、xxくん(←わたしの名前です)」と手招きします。

「なんでしょうか」と席を立って上司の元へ行くと、上司が「あのさ、明後日10日の金曜日って、なんか予定ある?」と尋ねてきます。

「いえ、特にないですけど」と答えたところ、「ちょっと相談があってさ、、、」と上司が話し始め、以下のような展開になりました。

「急で悪いんだけど、今度の金曜日に出張行ってくれる?」
「出張? どこですか? 東京とか仙台ですか? 日帰りですか?」
「いや、悪いんだけどちょっと遠くて名古屋なんだよ」
「名古屋!?」
「うん、あのね、名古屋の取引先との大事な打ち合わせに、Aくんが行く予定だったんだけど、コロナに感染しちゃったらしくてさ」
「あーー、なんとなんと。了解です、空いてます。なんなら週末も特に予定はないです」
「あ、そう! 良かった! 飛行機は押さえてあるから大丈夫だし」
「わかりました、行ってきます」
「大事な案件だけど、時間はかからない見込みだから、済んだら休暇とって週末は向こうで遊んできてもいいから」

という流れになり、特に予定もなかったわたしだったので、快く代打での出張を引き受け、名古屋へ呑み歩き、じゃなくて仕事で赴くことになったのでした。

しかし名古屋となると、2015年に愉快な旅の仲間、イクヤさん、ツッチさんと九州〜広島から岩手へ帰る途中に「エスカ地下街」にちょろっと寄って昼酒したぐらいで、きちんと街に降り立って酒場めぐりしたことはありませんでした。

これは本当に大チャンス、ということになり、5月某日金曜日の朝イチで妻に「いわて花巻空港」まで送ってもらい、9時35分発のFDAで「名古屋小牧空港」へ向けて飛んだのでした。

(つづきます。)

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