見出し画像

【引越し遍歴・第11物件目】家ついて行って住んでイイですか?家賃1万円で住んだ頃


だいぶ前回から空いてしまいました…引越し遍歴を晒すシリーズ。
誰に求められる訳でもない!ただ自分の引越し遍歴を淡々と書く。
今回は長文のため第11物件のみを紹介します。長文スマソw

■第11物件:家、ついて行って住んでイイですか?

26〜27歳(5ヶ月)
最寄駅:JR高崎線 北本駅から徒歩20分
家賃:1万円(荷物郵送代5,000円、光熱費別:総額10万円)
物件詳細:新築戸建て

職業訓練校へ入学し、兄の川越市のアパートに居候しながら学校へ通うつもりで入学前からアパートへ転がり込みました。

2、3日過ごしてみると、新婚ホヤホヤの中に居座るのが申し訳なく感じ、新たな新居を探し始めます…

こちら兄のアパートに転がり込んだ経緯↓です。


在学中(4ヶ月)は、月10万円、職業訓練校を絶対休まないことを条件に給付金をいただいておりました。(なので毎月ハロワに行ってたような)


とはいえ家財道具一式ゼロ、貯金も雀のナミダ状態で新たに一人暮らしをするのは資金面的に不可能に近い。

そんなこんなで学校初日がスタートしました。
11人の生徒がいて、私含め20〜30代は3人、40代〜50代が8人でした。

初日ともあってまずは一人一人自己紹介から始まりました。
冗談と賭けを織り交ぜて
「現在、兄夫婦のアパートに居候していますが、絶賛お家を探し中です!どなたかお勧めの土地教えてください!」と挨拶。

賭けというのは「誰か空いてるお部屋住ませてください」と含みを持たせたスケベ思想によるものですw

きっと40代50代といえば、娘も息子も独立やら嫁いだりして築25年前後の一戸建てに旦那と2人暮らしで広い空き部屋を弄んでいるのではないかと予測。こういう所に末っ子精神が働きます。無理だろうなと思いつつ。

 すると、休憩時間に後ろの席に座っていた方(のちのCさん)が

「うち、新築の戸建てで1人暮らししてるんだけどどう?1万でいいよ」

うわわわわわわわわwwwwwww HIT!やんけ!

 え、そんな!悪いですよ…!と三文芝居がかましつつ、内心嬉しすぎてニヤニヤが止まらなかった。
早くね!?
どこの馬の骨かも知らない小娘を自宅に居候させてくれるという「親切の塊」が目の前に現れた訳ですから。

 Cさんは元々高齢のお母様と新築の戸建てに2人暮らし始めた途端に、急死したそう。この時は一人暮らししていました。

「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、事情が事情だけにすぐに「是非!」と二つ返事。
1週間もしないうちに、Cさんのお宅へ転がり込んでいったのでした。

場所は埼玉県鴻巣市(こうのすし)。名前は聞いたこともない街でしたが、とてものんびりしていて、田舎者の自分にはすごく合う街でした。
都内へのアクセスも意外に良く、神楽坂に通ってる方がいたり。

ちなみに住まいは新築戸建て3LDKで2階の一部屋(地味に嬉しかったのが1階と2階各々にトイレがあったので1人1トイレ)を間貸しさせてもらっていました。

Cさんは北欧に一人旅に行くほど北欧好き。
部屋中にイケア、マリメッコの何かがあった。Yチェアのリプロダクトもあって、私もYチェアのある家にしたいなあと思ったりしました。

画像5

画像5

マリメッコのブランケットをお借りしてたら、何かの拍子で脇糸がほつれて、「弁償するお金ない!」と慌てて近所のお直しやさんに持って行き、ことなきことを得たり(800円とかでした)

またCさんは犬を飼っていたので一緒に散歩や遊んだりしました。
(年末、Cさんは友達の家に泊まりに行き、ワンコと私で留守番したなw)

画像2

ご主人不在で不信感がめいいっぱい向けられた年末。


軽自動車で羽生の大きいイオンに連れていってもらったり笑

少し変わった人生を歩んでいた方だったので話がおもしろくて楽しい共同生活を過ごさせてもらいました。

それと学校もとっても楽しかったです。
みなさん大人ともあって、身のこなしやコミュニュケーションが円滑。
つい1ヶ月前まではほぼ実家ニートで社会と断絶した暮らしを送っていた自分にとっては、リハビリにもなりましたw

元々勉強は苦手なタイプでしたが、20代半ば、もうこれしかない、という追い込みもあってか、通学中に教科書にかじり付いたガッツは初めてでした。
その甲斐あってか毎回の小テストが満点w
学ぶことの楽しさを知りました。

またトリートメント(マッサージというのは厳密に言うと医療従事者のみが許された単語らしいのでここではトリートメント)も超☆楽しい。
人の肌に赤の他人が直接触れるなんて、よくよく考えたらすごいことよ。
トリートメント自体は大変だけど、トリートメントしてる自分自身も精油の香りで癒され、元気になって行きました。

そんな楽しい中で、刻一刻と卒業までカウントダウンが始まっています。
学校は就業を最終目標とするための、あくまでもステップ、踏み台です。

画像1

無事に卒業式を迎え、みんなで喜び合った時の写真!サイヤ人!


早い人は卒業前に内定していて、私もアロマトリート関連の職業をくまなく探していたのですが、どうしてもこれだ!というところがない。あとメンズエステがやたらヒットする…汗
次第に、卒業しても無職で毎月1万円でお部屋を借りてる他人がいるのってCさんからしたら迷惑だよな…と思い、先に住居を決めて、近場の飲食店のアルバイトを慌てて決めて引越ししたのでした。
(第12物件へ続く)

画像3

ある日の通学中にて。大人気なくて、ごめん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?