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3月上旬、カタールGPで撮影したMoto3クラスに出場する日本の6選手。緊急事態宣言が解除となり、これからは屋外でのトレーニングを再開することになる。その日が楽しみ。・・・記事を読んで面白ければ、スキとサポートお願いします。


「貴重な時間をどんどん削り取られた選手たち。これからその遅れを取り戻す」

 5月25日、緊急事態宣言が解除された。とは言っても、まだ当分レースは開催されないので、選手たちの生活は、いままでとあまり変わらない。変化があるとすれば、これまで自粛していた屋外でのトレーニングができるようになったこと。モトクロスにダートトラックなど、バイクに乗ってのトレーニングをじょじょに再開していくことになる。

 ここに写っている6人の日本人選手は、今年、ロードレース世界選手権(WGP)のMoto3クラスに出場している。Moto3クラスは4ストローク250ccのエンジンを搭載し、3クラスあるWGPではもっとも小排気量のクラスで若手選手が中心となる。

 現在このクラスにはホンダとオーストリアのKTMの2メーカーが参加。30人前後の選手がグリッドに並ぶ。日本から出場する6選手は、左から鈴木竜生(22)、山中琉聖(18)、国井勇輝(後/17)、佐々木歩夢(19)、小椋藍(後/19)、鳥羽海渡(20)。この中で佐々木と鳥羽はKTMに乗る選手だ。全員が3歳、4歳からバイクに乗ってきた選手であり、鈴木を除く5人は全員ホンダの育成ライダー出身で、こうして世界選手権まで上り詰めてきた。

 この写真は3月上旬、カタールのドーハで行われた第1戦カタールGPの開幕前日にみんなに集まってもらい写した写真である。和気藹々。そして笑顔がこぼれているが、その笑顔は、さあこれから一年が始まるという意気込みにあふれる笑顔だった。

 そして開幕戦の結果は、予選5位の小椋が3位表彰台に立ち、ポールポジション獲得の鈴木が5位、予選12位の鳥羽が14位になり3人がポイントを獲得。以下、国井18位、佐々木19位、山中20位と3人はポイント獲得は果たせなかったが、優勝した選手から20位までの差が8秒という大接戦だっただけに、第2戦以降の活躍に注目された。

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で第2戦以降の大会が、延期、もしくは中止となった。今年は世界16カ国で20戦が予定されていたが、現状では、何戦開催できるのだろうか。いまのところ、7月下旬にスペイン・ヘレスで2レースを開催することが発表されているが、それも開催されるかどうかは新型コロナの終息次第である。

 開幕戦カタールGPが開催されてからまもなく3ヶ月。新型コロナウイルスの影響で、スポーツ選手たちは貴重な時間がどんどん削り取られていった。日本の若い6選手も、それは変わらない。その遅れと走りの感覚を取り戻すために、これから本格的なトレーニングに挑むことになるが、この写真を見る度に、つくづく、シーズン再開が待ち遠しい気持ちになる。

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