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「チーム竹島の見果てぬ夢」復刻版がスタートします」

7月の寒い朝に・・・という見出しの頁で始まる「チーム竹島の見果てぬ夢」は、1991年7月25日に、いまはもう倒産して存在しないリム出版という会社から出版された。400字の原稿用紙で300枚のノンフィクションである。

・・・という書き出しで、1ヶ月ほど前、この写真を使い、この本のことを紹介しました。出版されてからすでに30年の月日が流れ、「チーム竹島」の存在自体、知らない方が多いかも知れません。オートバイのレースのことを良く知らない人には、なおさらのことだと思います。

本を紹介したときにも書きましたが、この本は僕がヨーロッパに出発するときに出版社に原稿を渡し、ヨーロッパにいる間に校正もないまま出版されたもので、自分にとっては、不完全なものでした。

いまのようにメールで簡単にやりとりできる時代ではなかったし、仕方がなかったとは思います。しかし、僕がグランプリを追いかける出発点となったシーズン、そのきっかけをつくってくれた竹島将さん、泉優二さんとの激動のシーズンを描いたものだけに、どこか後悔が残るものでした。

そんなことがあり、いつかは納得のいくものを読んでもらいたいと書きましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でレース界は延期や中止が続いています。そこで、いましかないなあと思い復刻版の作業を開始しました。そして、やっと、公開の目処がついたので、そのお知らせをしたいと思います。

「チーム竹島の見果てぬ夢」は、7章から成り立っています。第1章から第7章まで、7回に分けてアップします。この本は当時、750円で出版されており、7回ともに有料化とさせていただきます。興味のある方は、ぜひ、読んでいただけたらと思います。

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