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教育に役立ちそうなこと

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小学校の学級担任や子育てをしている方が読んで役立ちそうな記事を集めたマガジンです。子どもたちをもっと笑顔にしたい、成長の手助けをしたいいう方におすすめです。一人ひとりそれぞれ違う…
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2020年7月の記事一覧

先生は大人のモデル?

学校で、子どもたちは、先生のことをとてもよく見ているなと私は、思っています。 共に過ごす期間が長くなるにつれ、先生にどことなく似てくると印象があります。 例えば、言葉遣いや声のかけかた、コミュニケーションのとりかたなども先生に似てきます。 これは、小学校の学級担任あるあるな気がします。 やはり長い時間を共に過ごすだけあって、一挙手一投足が子どもに影響を与えているのだなと痛感します。 それを加味するとある意味で、私たちは、一人の大人としてのモデル【見本】のような役割を

授業の感想を聞いてみる

みなさん、日々の授業で、感想を子どもに聞いていますか?思い返してみると、結構授業がやりっぱなしになってしまっていることが私はしばしばあります。 子どもの気持ちを尊重しながら授業を進めたり、授業での指導を子どもの実態に最適化したりしていくためには、やはり、感想を聞くのがとても効果的だと私は思っています。 例えば、「今日の授業で成長したことは何かな?」と聞いたり、「今日の授業でわかるようになったことは何かな?」といったことを子どもに聞いたりすると子どもの生の声をきくことができ

子どもにコミュニケーションスキルを学んでもらう

皆さんこんにちは、金曜日ですね。1週間お疲れ様でした。 私は、今日、授業で、子どもたちに「〜のとき、何というか」というスキルを伝えました。 元々は、相談をしたり、困ったりしたことがあった時に、どうしたら良いのかという授業でしたが、結構、コミュニケーションスキルよりの授業になるように意識して実践をしました。 なぜ、そうしたかというと 「実際に、自分が困った時に、具体的にどう動くか」がとても大切だと思ったからです。 困った時に、どうしたら良いかわからず、自分の中に悩みを

子どもを叱ることについて

今回は、賛否両論ありそうですが、ふと考えると気になる「叱ること」について書いていきたいと思います。 叱るとは、相手の非を指摘、説明し、きびしく注意を与えるという意味です。 腹を立てているわけではないので、怒るとはずいぶん違います。 ですので、優しく叱るという行為も存在します。 叱る=怒鳴るということではないので、それを前提のこの記事をお読みください。怒ると混同している大人や子どもも多いので、念のため書いておきました。 では、本題に入っていこうと思います。 先に書い

問い方を変える

みなさんは授業や普段の生活で子どもに声を掛ける時、どういったことを気を付けていますか? 今回は、子どもに考えさせるような声のかけ方について簡単に書いていきたいと思います。 子どもに指導をするときは、ついつい「こうしなさい」といった指示のような言葉がけになりがちです。 普通にしていると言い方は違えど、何かをしたり、言ったりするように指示することがどうしても多くなります。 そこで、ちょっとした一工夫を加えます。 問い方を少し変えるだけです。 「こうしなさい」から「どう

子どもの変容を見付ける

先日、子どもの様子をみていて、 「自分って子どもの様子をちゃんとみれていないな」と改めて感じたので、今回記事にしてみようと思います。 私自身、子どもの様子については、人一倍気を付けてみているつもりでいました。 個人的に大切にしようと思って日々の業務にあたっているため、それなりに見えているだろうと思いこんでいたのかもしれません。 しかし、よくよく見てみると子どもたちは、一日の中で、実にたくさんの気づきをしたり行動をしたりしています。 冷静に考えたら、そのうちのほとんど

先回りした行動をとりすぎないこと

今回は、子どもたちの成長を促すためのアプローチをするにあたっての心構えについて書きたいと思います。 私たち教員は、ついつい子どもたちの先回りをしがちです。 子育てでも似たようなことがあると思いますすが、危険を取り除いたり、失敗をする可能性を極力減らしたりしがちです。 これは、果たして子どものためになるのかどうかをまずしっかりと考える必要があると思います。 子どもたちは、経験から実に多くのことを学ぶと私は考えています。 成功の体験しかり、そうでない体験しかりです。

あえて、声掛けの内容に曖昧さを残す

今日は、子どもたちの成長を促すためにできるちょっとした工夫について書いていきたいと思います。 今回紹介するのは、子どもたちへの声掛けについてです。 声掛けは基本的に、短く、内容を明確にするのがよいと個人的に思っています。 その方が、子どもたちにも内容が良く伝わりますし、子どもの動きも良くなると思います。 ですが、今回紹介するのはあえてその基本的なことを外してみるこということです。 どのように外すかというと… 子どもへの声掛けに曖昧さをあえて含ませるようにします。曖

「子どもは」覚えている

最近、個人面談がありました。 そこで、印象に残った話を今回は書きたいと思います。 保護者の方と話をすると、子どもが家で話していたことを教えてくれます。 その話を聞いていると「子どもはよく覚えているなぁ」と感心することがあります。 先生に~といってもらった。 ~の時に、~してくれた。 等々、実に様々な日頃のちょっとしたエピソードを聞くことができます。 そこで感じたのは、子どもにかける声掛けの影響力です。こちらが、何気なく話したことや意図して話したこと、どちらも、「

すぐできる笑いのある授業

今回は、授業をしていて思ったことを書きたいと思います。 授業をしていてあれも伝えたい、これも伝えたいとよくなってしまうことがあるのですが、少し肩を抜いて、子どもの反応やちょっとしたアクシデントに時間を割いて進めていくのもすごくいいなと最近感じています。 子どもたちの素朴な疑問や反応をおざなりにして、こちらの伝えたいことをあれこれと話すよりも少しのきっかけを教師が作り、そこから話を膨らませていく方が子どもたちも楽しんでいるように見えるのです。 そうした展開の中の方が、子ど

「解決できるとしたら・・・」を生かした関わり方

記事がちゃんとアップロードできていませんでした… 今回は、問題解決について簡単に書きたいと思います。 子どもたちには、(もちろん我々大人にも)大きな可能性が秘められているはずです。私は、その可能性を日々の教育活動を通して、子どもたちに自覚してもらいたいと思っています。 さて、日頃の教育活動の中で、 子どもがどうすればいいのかわからず、考えが詰まってしまっているのを見かけることはないでしょうか。 また、ネガティブになって、「私には無理だ」、「できるわけない」とマイナス

注意されるからやらない

みなさんはいままで、子どもに接していて、 「先生に注意されるよ」とか「怒られるからやらない」といった子どもの言葉を聞いたことはないでしょうか?? 私は教員になった頃からずっと、これが気になっていました。 何かをする時にルールや前提のもとに動くのはわかりますが、それが、 怒られるから…というのは大分違和感があります。 この、「怒られるからやらない」ということは、逆に考えれば、怒られなければやるかもということともとらえることができると思います。 ある意味、考えてやって

時間制限を生かした「進化型」日常指導

子どもたちに指導をする際、成長してほしいという願いをもたずに声を掛ける人はあまりいないと思います。 今回は、日常の生活を更に進化させるための指導を紹介したいと思います。 今回の取組では、以前紹介した締め切り効果を活用します。 今回ご紹介するのは、 日常指導で、繰り返し行われることや頻繁に行われることを対象に、時間制限をかけるという方法です。 例えば、体育の着替えや給食の準備・片付けなどがあげられます。 体育の着替えでしたら、「2分以内に終わらせられるようにしよう」

子どもの情報活用法「進化型学級に向けて」

みなさん、子どもの情報収集はどうやって行っていますか? 今回は、誰でも短時間でできて、子どもの変容を促すことにつながる情報活用法について書いていきたいと思います。 今回オススメしたい方法は、 1週間サイクルで、子どもへの支援を見直していくというものです。ゆっくりのんびり考えるのではなく、自分の頭に入っていることをベースにさささっと考えていきます。 0秒思考の手法を活用していきます。 1児童1分ほどで、その子へどう支援したいかを紙に書き出していきます。 そして、児童