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ギターが弾けない?!

乳がん罹患しての乳房全摘手術後に気を付けることのひとつ。
「リンパ浮腫」→(参考「一生つきあっていくこと」)

以前と変わってしまったことのひとつが
「ギターを弾くこと」

ギター弾けない?!YESか?NOか?と訊かれれば、コタエとしてはNOではないです。

ギターを弾くことの問題点

わたくしミュージシャンとして活動しています。活動し始めのころは、弾き語りもしていました。アコースティックギターなので、ある程度鳴りの良いものを使用。
その後、演奏していただけるようになり、歌に集中できるようになりましたが、時折、弾き語りもありました。

退院後、曲を作ろうとギターを抱えました。最初は、患部が痛くてどっちにしても抱えられない。それでもリハビリのつもりでポロンポロン。でも痛みが引いていくにつれ、もっと気になることが。。。!それは「同じ姿勢」と「圧迫」

一番気になったのは、腕の、ある一箇所にずーっと圧がかかること。子供の頃から今まで、ギター弾いてきて、そんなこと考えたこともありませんでした。「ギターってココで抱えてるんだな」。私のギターはそれでも比較的小さい方で。使用ギターはTAKAMINEのカッタウェイ&Taylorのカッタウェイのガットギター。ボディ(本体の厚み)は薄めです。それでも、腕が当たる部分の圧が気になりました。

ステージでは、弾いていただけるから良いとしても、曲を作るときさえも気になっていたので、作りたくてもなかなか先に進みませんでした。とある友人には「鍵盤に転向したらどうですか?」とも言われ、そうね、確かに。。。
でも「運ぶ」ことを考えたら、鍵盤はまたギター以上に大きいし、手を使います。

と、そんな時に「ミニギター」が浮かびました。

エドシーランありがとう

大人気アーティストのエドシーランさんは、ステージでもマーチンのミニギターを使い続けています。ミニギターって「旅に手軽に持っていける」とか「部屋のソファあたりに無造作に置いておいて、弾きたい時にパッと触れる」みたいなイメージだったけれど、エドシーランも普通に使ってるじゃん!と、急に買う気になりました。

実は小さめのギターがいいんですよねーって、ギターを探していたときに、いつもお世話になっている鹿児島のベテランギタリストの原口裕之さんが「さくらちゃんなんか、エドシーランみたいにミニギターでもいいんじゃない?」って言われたことがあったんです。「えー、ミニギターですか?」って言ってたけれど、今となってみると、なんだか巡り合わせを感じてます。

というわけで、ミニギターを探して手に入れてからは、どんどん曲作りもはかどりました。ミニとはいえ「同じ姿勢」が続くので、長時間は弾きません。地味にこわいんですよね。「慣れ」でやるもんじゃないなあ、という実感もあります。慣れたらこわい。そう思っています。

久しぶりに、人前で弾く機会がありました。
でも、そこでまた壁にぶつかりました。それは「運び方
それはまたパート2で。

左 ミニマーチン   右 テイラーガットギター




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