白昼の


昨日、ひとつの大仕事を終えた。
毎年の恒例行事。
これが終わったら、
もう、今年なんて流し運転だ。

朝から洗濯機を3回まわし、
おひさまの光で
本を読んだ。

午後になって、冷えてくると
ふとんにまるまって、
ひたすら、本を読んだ。

何度か、このまま寝てしまおうかと思ったが、
夜に寝られなくなるのがいやで、
こらえる。

珈琲をいれたり、
ごぼ天を食べたりした。

さつまあげやその仲間たちは、
パクッと食べられて、おいしい。
スーパーに行くと、つい買ってしまう。
買うときは、お弁当にいれようとか、
小松菜といためようとか
思うのに、
そうなることは、滅多にない。

読書の合間のおやつだ。
手を洗うめんどうは、あるけど、
なにかと、いろいろ、ちょうどいい。

ごぼ天で小腹を満たして、
わたしはまた、本の続きを読んだ。

あたりが暗くなって、さみしい気持ちになる。
スマホで時間を確認しようと
首をひねれば、おどろくほどの痛み。
どうやら、寝違えたらしい。

一度も意識を失わず、
ずっと起きていたのに、
まさか寝違えるなんて、
どれだけ夢中になって読んでいたのだろう。

しばらく、首をまっすぐにして
上を向いていたら、
夕焼け小焼けが聴こえてきた。



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