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日本酒が思い出と繋がるとき

ゴールデンウィーク期間中に、いわて圏さんが「おかえりな祭〜岩手にオンライン帰省する5日間!〜」という、オンライン上での素敵なイベントを開催してくださっています。

https://iwate-okaerinasai2020.peatix.com/


旅好きのわたしにとって、春はもちろん旅行の季節。ゴールデンウィーク、おうちでじっとしているのはもの悲しい…と思っていたところに、こんなにもわくわくするイベントが開催されると知って嬉しくってすぐに参加を決めました。

岩手出身のわけじゃないけれど、大好きな岩手に行けなくて本当に本当に悲しいし寂しいので、オンラインで関西からでも、こうやって岩手のことを想う時間を過ごせることがわたしは、本当に嬉しいです。幸せなことだなと心から思います。
岩手出身の方々から、まだまだ知らないことだらけけの岩手の魅力を教えていただけることも、特別だなぁと喜びを感じております。



5月2日が1日目で、ゲストは盛岡市の酒蔵「菊の司酒造」16代目の平井祐樹さんでした。

写真を見ながらお酒をつくる過程を丁寧に説明してくださったのはまるで工場見学のよう!

そして、面白いお酒も紹介してくださりました。

その名は、「非公開」

その名の通り、原料米の品種、精米歩合、火入れの有無などがなんと非公開という面白い日本酒です。
ラベルのQRコードからクイズに挑戦できるのだそう。
オンラインでも購入可能だそうですので、日本酒好きの方にぜひ挑戦してみていただきたいです。


ちなみになのですが、わたし「非公開」飲んだことありました。そこには、とっても幸せなエピソードがあります。

昨年初夏、盛岡市を訪れた時に、酒屋さんの平興商店さんに足を運びました。

平興商店さんでは、「もっきり」を楽しむことができます。

「もっきり」は、岩手で使われていることばのようですが、酒屋さんの店内でお酒を飲むことをいい、「角打ち(かくうち)」と呼ばれます。

恐る恐る足を運んだ平興商店さんでしたが、お店の方はとってもとっても親切で暖かく迎えてくださり、お酒もどれを選ぶかわくわくして楽しいし、とっても美味しい豆腐屋さんの豆腐がメニューにあったり、酒瓶に囲まれながら、お昼から思う存分日本酒を楽しめるなんて最高なんですよね。

想像以上に居心地がよくってついつい長居してしまいました。のんびり飲んだし、そろそろお昼ご飯の冷麺でも食べに行こうかなぁと思っていたところで常連さんが来られました。

その常連さんがこれまたとっても素敵な方で。
平興商店さんや岩手のこと、ご自身の地域で取り組まれていることなど、とても楽しくわくわくするお話を聞かせてくださりました。
またわたしの東北大好きな話も楽しそうに真剣に聞いてくださったって…
本当に、思い出すだけで心の奥があたたまる、そんな時間でした。

わたしのコップが空になると、面白いお酒があるからと一緒に注文してくださったのが、菊の司酒造さんの「非公開」だったのです。

ひとつのお酒に、思い出のエピソードがある

それって、とっても素敵で特別なことだなと思います。


菊の司酒造の平井さんのおはなしを伺って、

あぁ、平興商店さんにまた行きたいなぁ
旅先でのんびり、
その地域の方々のことばに包まれながら、
ふふふっと心から幸福感に包まれて
大好きな日本酒を楽しみたい

と心の奥底からそう思ったのでした。

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