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北米大陸 前と後 1

今回の記事は 「前と後」です。
 
初めてアメリカ大陸を訪問したのは
1970年だということは
他の記事で言及してきた。
 
最後に訪問したのは
2019年だ。
 
その間、同じ場所を何度も訪れた。
すると、最初と2度目とでは異なる景色に出会う。
 

USH(ユニバーサルスタジオ・ハリウッド)

私は大阪にあるUSJには一度も行ったことがない。
それなのに、USHには2度チャンスが訪れた。
 
最初が1988年だ。妻と一緒だ。
近くまでバスで行った。
乗るときにドライバーに
「降りる場所を教えてね!」
快諾してくれる。
 
何のことはなかった。
そこでは観光客はほぼ全員降車だ。
降りて皆の後をついて行くだけだ。
 
急な上り坂。山登りみたいなものだ。
私も妻もまだ40代半ば。
 
はぁ  はぁ
 
上り詰めると、地球儀が迎えてくれた。
 
一番強烈に残っているのは、
Back to the Future の車の展示だ。
 
何かの列に並んでいると、柵の向こうにあるのだ。
私たちは映画を見たことはなかったが、
日本でも有名なその映画の車に心躍った。
 
しかも、車の前に立って撮影OKだったのだ。

(妻は相当喜んでいた)

それよりも、それよりもだ、・・・
私たちが勝手に中に入り込まないように
立ちふさがっている柵に驚くのだ。
私たちは柵に沿って順番を待つ。
 
アメリカ人には普通のことなのだろう。
柵と言うよりも手すりなのだが、
手を当てることなどできない相談だった。
 
手すりの写真を撮りたい衝動が起こった。
 
でも、前後びっしりと観光客の目がある。
とてもじゃないが、勇気がわかずに諦めた。
 
何の写真かと言うと・・・、
全ての手すりにびっしりと塗り付けられた
チューインガムだ。
いろいろな色が混ざり合って
微妙な色合いができている。
 
詳細は「ワクワク USH 1-2」に任せることにする。
 
この記事では、おまけの映像だけを展示する。

(マイアミバイス;当時アメリカで人気のテレビドラマ)
(西部劇の決闘シーン)
(洪水シーン)
(LAで泊ったモーテルの領収書)

 
Huntington Library
兄に連れて行ってもらったのは勿論車だ。
どこをどう通ったのか全く覚えているわけがない。
大きな門構えは、2016年に行った時も同じだ。

 その時は、私はホテルから地下鉄を使った。
降りた駅はAllen駅だ。
降りてみてびっくりした。
駅のホームの両側が、見事な高速道路なのだ。

(地下鉄Allen駅ホームの両側)  

ホームは高速道路の中の浮島のようなものだ。
降り口から階段を降りる。
すると目の前には一般道路が走る。
私はそこからHuntington Libraryまで歩きだ。
30分以上かかったかもしれない。
楽しい住宅地だ。
都会の喧騒はそこにはない。 

1970年とほぼ同じ状態に維持された庭が迎えてくれる。
その中に種々の建物が
私の好奇心と再会の喜びを満喫させてくれた。

最初に入るのは、当然Libraryだ。
1970年に私を興奮させてくれたのは
シェイクスピアのファーストフォーリオの実物だ。
ファーストフォーリオとは
シェイクスピアの戯曲集の初版本のことだ。
当時の値段は1ポンド(現在価格は約170~190ドル;日本円25500円~28500円)。
2016年には『Tempest』(嵐)のオリジナル本が展示されていた。 
もう一つ私の好奇心を満足させてくれた作品も展示されていた。
それは14世紀のチョーサーの作品、『カンタベリー物語』だ。    

『カンタベリー物語』(Chaucer著)
(動画からコマ取りしたのでぼんやりで残念)

 私が1970年にミシガン大学のブックストアで1002頁の本を買ったから余計に感動なのだ。値段が乱暴にハンコで印刷されているのが味がある。6ドル60セントと書かれている。現在のレートで、約2400円だ。(当時は 1ドル=360円) 
この建物から奥に散策していくと、Japanese Garden(日本庭園)が目に入ってくる。
鐘楼があって、池があって、丸い橋。そしてその奥に茶室が姿を見せる。1970年には茶室までは行っていない。
2016年にはちょうど七夕の祭りがあって楽しめた。 これも「Huntington Library」のタイトルでnoteの記事にしてあるのでそちらに詳細を譲ることにする。
あ、ついでだが、日本庭園の隣に中国庭園があった。比べるのも面白い。

 UCLA(カリフォルニア大学ロサンジェルス校)

1970年に連れて行ってもらったときはキャンパスの様子をよく覚えていない。
ただ、兄が話してくれた事だけが焼き付いている。
それは、その年だっただろうか、
初めてUCLAのキャンパスで殺人事件が起きた、というものだ。

私の一人旅でもこのキャンパスに行ってみた。
大学のブックストアで自分用の土産を買うつもりだったからだ。
 私はアメリカの大学や博物館などに行くと、
そこのオリジナルグッズを買うのだ。

ネクタイ、ペン、タイピン、鉛筆などだ。安いし、記念になる。 

ところが、私はUCLAで何も買っていない。
キャンパス内を徘徊することに夢中になりすぎたのだ。
 結局トイレや図書館、グランドでの人々の姿など動画で撮りまくっていたのだ。
 UCLAについても「UCLA」というタイトルで記事を投稿している。
これには写真を載せているので、この記事では割愛することにした。 

(実は続き「つづき」にしようかと迷っている)

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