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さてはて トランプタワー

文字数:2373字

トランプタワーに気が付いた

 今日(2022. 8. 10)世界中に駆け巡ったニュース。トランプ前大統領の別荘にFBIが家宅捜索に入ったというニュース。その時のトランプ氏が滞在していたのが、この記事の表紙の場所だそうだ。一番最上階が彼の家族の住居だそうだ。さすがにそこまで行くことはできない。
 私は何度かニューヨークに行った経験があるが、トランプタワーに行ったのは2度だけだ。隣のティファニーには妻を連れて行ったりしたのだが、隣のけばけばしいのは何者のビル?と思っていただけだ。それが2015年に初めて頻繁に耳にすることになった名前だということを知ったのだ。

 名前を知る前にこのトランプタワーを見学してみようと思ったのだ。それはこの「金ぴか」の建築物が下品に見えたからだ。成金に見えたからだ。その正体を見てみたかったのだ。
 ところが、入り口を警護していた警備員に、撮影の許可を問うと、いとも簡単にオーケーが出た。これには拍子抜け気分だ。
 日本は一般的に「金」と言えば、18金と頭から思っていたのだが、アメリカは「14金」という話をアメリカで聞いた覚えがあった。だから同じ金でも色合いが全く異なる。私がイメージしている金色ではないのだ。だから下品に感じたのだろう。

 お隣さんのティファニー

ときたら、着飾らなくても美しい。上品に感じるのは何故だろう。
 私はさすがにティファニーに写真の許可を取る勇気がわかなかった。断られそうだということと、自分の汚い恰好のせいだ。

 ティファニーに妻を伴って行った時のことを思い出す。二人とも旅装なのでいい加減の格好だ。中に入ると静寂と気品が張り詰めているように感じた。さすがに自分の身なりに恥ずかしさを感じてしまった。ワイキキ近くの教会でのことはこの旅行の最後の場面だ。
 ティファニーに来ると必ず行かなければならないのは、階段を使って2階に上がることだ。映画のシーンを思い出しながら上るのだ。
 そして二階までの高さを実感するのだ。それこそがティファニー体験と言っていいものだ。人を連れて行った時にはエレベーターを使った。確かに高く感じたが、歩いて上るのと比べれば実感がはるかに少ない。

Trump Towerの周りには・・・

 先ほど紹介したTiffanyはもちろんのこと、あらゆるブランドショップが立ち並ぶ。

 勿論の話だが、5番街にTrump Towerはある。周りに目をやるとありとあらゆるブランドが目に入って来る。私みたいにブランドに全く興味を持たない者でも知っている名前が、次々と目を楽しませてくれる。だからと言って、買おうという気持ちは起きないのが私だ。
 子供が思春期の頃、そのことで文句を言われたことがあった。
 「お父さんがブランドに全然興味がないせいで、友達と話が合わんことがある」
 その話が頭に残っていたのか、2002年にワールドトレードセンターのテロ(2001. 9.11)のその後を確認しに行った時(「New York見聞記 2 World Trade Center」参照)娘が話していたCoachというブランド店を探した。5番街からは少し脇道に入って行った記憶がある。比較的小さな店だったが、娘の話にあったものはそこにはなかった。店員さんによれば、もう一つCoachの店が近くになるというので面倒だが行ってみた。そこで買ったものがいわゆるブランド物購入の2番目だ。最初に購入したのは、Seattleに行った時にダウンタウンのTiffanyで買ったキーホルダーだ。娘がすごく喜んだことを思い出す。彼女が高校生くらいだったと思う。
 Trump Tower近くに戻ろう。

 意識しなければ間違いなく素通りする場所だ。何故かこの3か所が目に入ったのだ。一応ビデオに収めちゃえ、といった具合だ。当然ながらまだまだたくさんのブランドショップが軒を連ねていた。そんなことは(私が知っているくらいだから)誰でも知っていることなのだろうと思う。

内部に潜入

 中はとにかく毒々しいまでの金色だ。ガラスが張り巡らされているのだと思うが、ずっと向こうまで見える格好だ。

 これは3階か4階に踊り場風の屋上があって、ちょっとした庭園風の場所がある。そこから隣のビルがすぐ目の前に見えるのだ。
 下の画像は、同じ場所から向きを変えた方向のビルということになる。

 中の金ぴかと較べると、貧相な花がちょこんと植わっていた。屋上に出た時に「えっ」と思わず心の中で言ったほどだ。

 これは建物の中の様子の一コマだ。映っているのは私の姿だ。確かエスカレーターに乗ったままビデオを撮影していたのだ。自分の姿が映っていたので、いたずら心ということだ。

 Trump Towerを入るとすぐに目に入るのがエスカレーター、次にその横の大理石の壁だ。その壁には吹き抜けの一番上から水がしたたり落ちてくる。

 その水は下のちょっとしたおしゃれな池に落ち込む。

 2017年に孫娘2人を連れて行った時には、トランプ大統領としてアメリカの代表者となっていた。その時のTrump Towerを見てみたかったのだが、さすがに中に入る勇気はなかった。入口には持ち物確認のためのゲートがあった。
 そして入口向かって左側には兵隊が銃をもって警戒をしていた。見物客が多かったので近くで写真というわけにはいきそうになかったので、通りを渡って捉えることが出来た。

  私がトランプタワーに行くことはもうない。アメリカに行くこともないかもしれない。コロナのせいだ。
 しかしトランプ前大統領の話題はまだまだ続きそうだ。

2022.8.12





この先は明日になりますよ。 今日は20時から家族のゲーム大会の日だったので、書く時間がありませんでした。 2022.8.11 22:02

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