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串揚げの概念が変わる。一流の街、銀座で楽しむ「串カツ 凡」


老舗百貨店やブランド店などが多く立ち並び、上質なものが集まる大人の街、中央区銀座。もちろん飲食店も価格帯の高い高級店が沢山あります。いつもと違う、高級なレストランへと足を踏み入れると、やはりそのおもてなしと空間に背筋がシャキッとし、綺麗に盛り付けされた食材を目から楽しみ、味わうと、幸福感で満たされます。

今日は、銀座の大通りの一本奥に入った路地裏のビルにある、隠れ家的レストラン「串カツ 凡」を紹介したいと思います。 

「串カツ 凡」とは

「串カツ 凡」はその名の通り、串カツ屋さん。串カツといえば大阪のB級グルメとして有名ですが、こちらのお店では、山形のブランド牛「雪降り和牛尾花沢」のシャトーブリアンやウニ、キャビアなど高級食材を使った串カツが食べられます。

「串カツ 凡」の大阪・北新地店は、2011年よりミシュラン一つ星を獲得していて、「串カツを世界へ」という強い想いのもと、パリにも出店を果たしました。そんな同店は、2014年7月、日本最高峰と名高い東京・銀座に初進出。店名の由来の一つとなっている“凡事徹底”を意味する、「あたり前のおもてなしを極める」という理念を大切にし、料理、接客、空間のすべてでゲストに満足してもらうような店づくりに努めています。

高級食材と軽い衣の串揚げ

メニューは、おまかせコースのみ。ストップ制で、ストップと伝えるまで、旬の食材や工夫を凝らした串揚げが登場します。一番最初に出てくる、変わり種のお寿司の串揚げ。こちらは揚げたシャリの上に、高級鮨店御用達の築地「やま幸」グループの中トロが乗せられています。衣が軽く、油っぽさがないのでシャリとよく馴染み、中トロの脂ともケンカをせず、お寿司の串揚げとして、しっかりと成り立っていました。また、その時期に合わせた旬の野菜やお魚の串揚げも出てきて、季節感を感じることもできます。

そして、とにかくここのお店の串カツは、油物なのに食べやすいのが特徴。衣にはきめの細かい生パン粉を使用し、ラードと綿実油のブレンド油でからりと揚げていて、低糖質で食感が軽く、女性でも20本程ペロリと食べられます。飽きずに食べられてしまうこの軽さに、物凄く感動したのを今でもよく覚えています。

一流店ならではのおもてなし

また、こちらのお店はやはりおもてなし、スタッフの方の接客も素敵です。初めてお店に伺った際に、私はチーズが苦手だということを事前に伝えました。その後数ヶ月経って、お店に再度伺うと、お料理が始まる前にスタッフの方が「チーズがお苦手でしたよね。」と言ってくださり、前回同様にチーズの代わりに、違う食材を使った串揚げを出してくれました。その後いつお店に伺ってもこのように、こちらが伝えずとも事前に苦手なものは避けてお料理の提供をしてくれます。

銀座で食事というと、なんだか緊張するかもしれませんが、スタッフの方は串揚げを揚げながら、笑顔でお話してくださり、フレンドリーな印象で、なんだか大坂の親しみやすい雰囲気を思い出させます。高級店ですが、肩肘はらずにリラックスしながら食事を頂けるのも、「串カツ 凡」の素敵なポイントの一つでもあります。

おわりに

串カツといえば、リーズナブルで大衆居酒屋のようなイメージが強いですが、一流の街で、豪華な食材を使った串カツを楽しめ、軽い衣で飽きずに楽しめる。通常の串カツのイメージを変えたのが「串カツ 凡」でした。皆さんも是非一度、「串カツ 凡」銀座店に足を運んでみてはいかがでしょうか。


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