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舞茸の味噌汁

先日買ってきた舞茸を早速天日干ししました。

買った当日はあいにくの雨でしたが、翌日は晴れていたので、ざるに空けたものをそのままベランダに設置してあるエアコンの室外機の上に置いて、そのまま天日干ししました。

でも、一日だけでは物足りないので、もう一日天日干ししました。

二日目に干した日は、あまり天気が良くなかったのですが、午後になって舞茸に触れてみると乾燥していたので、室内に取り込みました。

乾燥した舞茸

乾燥した舞茸に手を触れると、手に舞茸のにおいが付きます。

料理に用いると、舞茸はかなり出しを利かせるので、それだけ香りが強いものだと実感させられます。

この舞茸を一度洗い、半日ほど浸しました。

舞茸を水で戻して、戻し汁を出しに活用

舞茸にはポリフェノールが含まれ、味噌汁や麺つゆを作ると汁が黒くなります。

この汁を用いつつ、ごぼうと葱を使って味噌汁を作りました。

刻んだ葱の写真がだいぶ緑色かと思いますが、ここはサスティナブルに葉の部分も使っています。

舞茸とごぼうは、出しと一緒に時間をかけて、更に葱を加えて数分煮込みます。

普段だったら火を止める直前で葱を入れるのですが、ここ最近の葱は繊維質が強い傾向があるので、少し長めに煮ました。

煮汁をおたまで掬ってみましたが、ごぼうとまいたけによって煮汁がかなり黒くなっています。

ごぼうやまいたけからの抽出物も無駄なく使います。

先日の記事にも書いたように、舞茸の栄養成分であるβグルカン、MDフラクション、MXフラクションは煮汁に溶け出すため、これらの栄養を効率的に摂るには、汁物に舞茸を使うことは理に適っているのです。


味噌は熟成味噌を用います。

出来上がった味噌汁は、ごぼうと葱は歯ごたえがある一方、舞茸はすごく軟らかく、舞茸の存在がいまいち分からないような?

でも、しっかり出しは利いています。

出しというと、化学調味料の味がないと物足りないと言われるこの頃ですが、普段から薄味を心がけると、素材そのものの味を楽しむことが出来ます。

それは、「自然の恵み」を与えられていることを認識することにも繋がるでしょう。

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