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現場で悩んだときに:業務改善部

こんにちは奥住啓祐です。朝夕肌寒くなってきましたね。突然の変化に体調崩されていませんでしょうか。

こちらは少しずつ来年度の話も出始めており、次年度へ向けた業務改善も進めているところです。

前回から「現場で悩んだ時に」という視点で、陥りやすい思考・行動パターンを紹介していました。

特に様々な言語聴覚士の相談を受けている中で前回の記事で紹介した「自分の技術不足」という言葉は頻繁に聞きます。これは何も経験年数の浅い言語聴覚士だから出てくる言葉とは限りません。10年以上の経験がある方でも同様なんです。

技術不足という要因が100%間違っているとはいいません。しかし技術不足のみを要因として考えるというのは、症例の機能面だけ検討し、ICFの他の因子は見ていない状況と似ており、このように考えるとイメージしやすいでしょう。

それでは、前回の記事で皆さんから頂いた回答もご紹介しながら今回も一緒に考えていきましょう。


前回の記事を公開したあと、記事を読まれた5人の言語聴覚士さんとディスカッションを行いました。その中で感じたことも含めて共有していきます。

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2,773字
国内外11人の言語聴覚士を中心に執筆。このmagazineを購読すると、言語聴覚士の専門領域(嚥下、失語、小児、聴覚、吃音など)に関する記事や、言語聴覚士の関連学会に関する記事を読むことができます。皆さんからの体験談など、様々な記事も集めて、養成校で学生に読んでもらえるような本にすることが目標の一つです。

国内外の多くの言語聴覚士で執筆しているので、言語聴覚士が関わる幅広い領域についての記事を提供することが実現しました。卒前卒後の継続した学習…

皆様からの優しいお気持ちは、共同プロジェクト「言語聴覚士オンライン」の活動に活かしてまいります。