見出し画像

臨床における成果を考える

こんにちは奥住啓祐です。


突然ですが皆さんは臨床における「成果」をどの様に考えているでしょう。

患者さんやご利用者の様々な機能の改善と頭に浮かんだ方も多いでしょう。

もちろんそれも大切な成果。

ところがそれだけでは、ある視点から見た時に何も成果として残りません

今回は「成果」について、その前提条件も踏まえながら考えてみましょう。


~~~☆

この記事はST magazineに収録されてます。ST magazine は国内外の言語聴覚士が共同で執筆している月額500円のマガジンです。言語聴覚士が関わる幅広い領域についての記事や言語聴覚士の関連学会などについて、記事を配信しています。

☆~~~


誰が見るかによって成果は変わる

当然ですが成果は評価者によって変わります。

もう少し具体的にいうと、成果に対する評価の視点、指標が変わります。


①セラピストの視点

日々、様々な成果を皆さんあげられていると思います。

短文レベルで意思伝達ができるようになった。

以前よりも家族の話す言葉を理解できるようになった。

お楽しみレベルでも食べられるようになった。

その一つ一つが大切な成果ですね。


②患者さんの視点

これはとても悩むところです。

以前、ここでのケアに何を望みますか?というアンケートをとった時に面白い結果が返ってきました。

主訴の改善はもちろん回答に上がっていましたが、その他にも

ここから先は

1,864字
国内外11人の言語聴覚士を中心に執筆。このmagazineを購読すると、言語聴覚士の専門領域(嚥下、失語、小児、聴覚、吃音など)に関する記事や、言語聴覚士の関連学会に関する記事を読むことができます。皆さんからの体験談など、様々な記事も集めて、養成校で学生に読んでもらえるような本にすることが目標の一つです。

国内外の多くの言語聴覚士で執筆しているので、言語聴覚士が関わる幅広い領域についての記事を提供することが実現しました。卒前卒後の継続した学習…

皆様からの優しいお気持ちは、共同プロジェクト「言語聴覚士オンライン」の活動に活かしてまいります。