【番外編】コロナ対策で需要が高まったテイクアウトとデリバリー

アフターコロナで準備しておきたいグルメサイトの設定や契約を紹介しましたが、今後テイクアウトやデリバリーの需要は減るのか?
現時点でテイクアウトを行っているが止めるかもしれない。しかし対応しなかったとしても今の時期に「このようなサービスがある」ことを頭の片隅に入れておくことも大事かと思います。

テクアウト・デリバリーのWEB広告・受付

お客様がWEB予約に慣れてしまっている現代ではテイクアウトも店頭販売だけでは難しくWEBでの受付、広告が必須になると思います。
しかし何を使って宣伝するか?注文をしてもらうか?
今はコロナ支援で無償提供をしているサービスがたくさんありますが、その無料がいつまで続くのか?第2派が来ることや来年も同じ状態になることを視野に入れる場合はより慎重に検討をする必要があります。
今は無償なのでと、とりあえず始めることも良いですが、それが定着した又は使い慣れた後でサービスが無償から有償に変わった時、他サービスに変更しにくいかもしれません。
また契約期間で縛られるサービスもあります。
それなので新しいサービスを開始される前に無償期間後の金額・契約期間をしっかり確認をして今判断をしておいた方が良いのです。

受付と宣伝の一例(グルメ媒体以外)

無料で簡単、すぐに出来る対応です。
参考:アフターコロナで準備しておきたいグルメサイトの設定や契約

Googleフォーム(受付のみ)
なるべく費用をかけたくない場合はGoogleフォームがおすすめです。
しかしこれは広告ではなく、受付をするためのフォームというだけなので自社ホームページやSNSで集客が可能な場合のみ有効です。
Googleフォーム

Googleローカルビジネス(宣伝)
Googleマップを開くと現在地が表示されるかと思いますが画面左上に「テイクアウト」「デリバリー」の表示されています。
こちらは2020年3月末より機能が追加されました。(アプリを使用している場合はアプリを最新のバージョンにしてください。)

画像1

こちらをタップすると現在地から近くにあるテイクアウト可能なお店が表示されるのです。前提として店舗のビジネスアカウントを取得していないといけないですが、こちらの設定をおくと検索にヒットします。
無料かつすぐに設定が出来るのでテイクアウト・デリバリーを行っている店舗に大変おすすめです。
設定方法:https://ascii.jp/elem/000/004/008/4008307/

出来るだけ早くテイクアウトを始めたい時のおすすめ

テイクアウトの告知のみであれば、既に費用掲載をしているグルメ媒体+SNS等でも良いと思います。
そしてデリバリーは出前館かUber Eatsが安定しているので安心かと思います。

しかし費用をかけたくない。今の時期だけでよいのでなるべく早くテイクアウトを!という場合に活用できるサービスを2点紹介します。

menu
CMやポスティングなどで知名度があがりつつあるサービスです。
現時点で初期設定費・サービス利用料・カード手数料・タブレットレンタル費が無料です。
※初期設定費・サービス利用料無料期間:2022年3月迄
※デリバリーは現時点で都内23区のみの対応
詳細:https://service.menu.inc/

掲載情報を提出してから掲載まで大体1週間で利用開始が出来るのですが、現在は申し込みが殺到しておりタブレットレンタルが遅れているようです。

こちらは広告を打っており、知名度が上がっているという点と費用が掛からないという点がメリットです。しかし決済はお客様とmenuで行われ、入金は月末締の翌月末払いで直ぐに入金されない(+振込手数料440円)という点がデメリットでありキャッシュにある程度余裕がないと導入が難しいかもしれませんね。

また売上が5,000円に満たないと入金は翌月へ繰り越されます。

入金額が5,000円を超えている場合に振込となります。5,000円に満たない場合は、5,000円を超える月まで振込保留となります。(最大6ヶ月を預り期間上限として、期間経過時は、5,000円に満たなくても振込)参照:menu

こちらは無料なので試しに使ってみて駄目だったら止めやすいサービスです。

TableSolution
TableSolutionはいわゆる予約台帳です。比較的単価が高いお店が既に導入しているイメージがあるサービスですが、既に契約しているお店、また契約していない店舗でも「テイクアウト」「物販・デリバリー」のプラットフォームを無償で提供しています。
現時点では使用料無料ですが、事前クレジット決済機能を付けることが出来る場合は決済手数料が発生します。
※サービス利用料無料期間:2020年9月迄
※無料期間後は月額使用料金1.3万/月の費用が発生
詳細:コロナ対策「飲食店応援」特別企画!期間限定無料アカウント申込について

お申込みをしてから開始まで大体1週間で利用開始が出来るようです。
メリットは現金決済が可能であるという点と既にTableSolutionを導入している店舗にとっては管理がしやすい、デメリットとしては知名度が低いという点です。

TableSolution自体に知名度があるわけではなく、予約を取る為のプラットフォームとしての活用が出来、ホームページやSNSでリンクを貼って集客をすることがメインになるかと思います。また予約が一覧化されるので予約管理がしやすいと思います。

またこちらはInstagramと連携することが出来るという点も魅力的です。Instagramで公式アカウントを運用している場合、ホーム画面に「食事を注文」ボタンを追加することが出来るのです。
詳細:コロナ対策「飲食店応援」特別企画!Instagram無料連携について

Instagramを活用する

Instagramの公式アカウントを運用している場合はホーム画面に「食事を注文」ボタンを表示させる機能を活用してみてはいかがでしょうか?
この機能は2020年4月27日よりUber Eatsとの連携が始まり、5月15日時点で「TableCheck」「Pocks」「出前館」「ヒトサラ」も連携が出来るようになっています。約3週間で連携できるサービスが4つも増え、今後も増える可能性があるので要チェックです。できれば手数料がかからないサービスと連携させたいですよね。

まとめ

今回はごく一部のサービスを紹介しましたが、まだまだたくさんのサービスがあります。
続々と新しいサービスが生まれるので混乱することもあると思います。
しかし「無料で活用できる」「費用をなるべく抑えて活用できる」サービスがあることを知っているのと知らないとでは大きな差が生じると思うのです。

今回の外出自粛でも比較的売れた店舗はこれらをしっかり活用していたと思います。告知が上手く出来ても購入できるフォームがなければ売上には繋がりにくい、また逆も然りでなのです。

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