写真に立体感が出ない?
料理写真を撮っていると「立体的に盛り付けてるのに、写真で見ると立体感が出ないんです」というお悩みを聞きます。
確かに料理写真を撮る時に立体的に盛るのは大事。でも、ピザだって立体的に撮れてる写真ありますよね?立体的じゃないのに。
立体的に見える写真とそうでない写真。何が違うんでしょうか。
一番大切なのは、どういう光を使っているかってことなんです。
「光ですか?いやー、テーブルの上で撮ってるだけなんで意識したことないですねぇ」という方も多いのでは?
気をつけたいのは光の差してくる方向と高さ。
まずはNG例と、どうしてこれが駄目なのかを説明しますね。まずはこれをやらない!というだけでも随分改善されると思います。
この光では撮らないで!NGな光2つ。
真上からの光
自分の後ろからくる光
それぞれ説明していきますね。
①真上からの光
よくあるのがダイニングテーブルの真上にある光で撮ること。
Aのように、ダイニングの真下で上から撮ろうとすると、自分の体が光を遮ってしまいます。すると写真に嫌な影が入ってしまいます。自分の影が入ってしまったら、自分の撮っている位置が間違っているのでは?と疑ってみてください。
では、真下で撮らなければ良いのか・・・というとそういう訳でもありません。料理の真上にライトがある場合、料理の全体に光が当たってどこにも影がない状態になります。実は立体感というのは影が演出するものなんです。このように全面に光が当たってしまうと、斜めから撮ったとしてものっぺりした影になってしまいます。
②自分の後ろからくる光
窓から入ってくる太陽の光で写真を撮る場合、料理に一番光が当たって見えるのは窓を背にした状態ですが、これはNG。料理との距離が近いと「A」の場合と同様に自分の影が入ってしまいますし、「B」の場合と同様に全面荷光が当たるので、ベタっとした立体感のない写真になってしまいます。
この光を使ってみよう
この図のように、窓に斜めに向かうように立ちましょう。「C」の状態からぐるっと机の周りをぐるっと周る感じですね。
ちょっと暗くなってしまうこともありますが、その時はカメラの明るさ調整機能で明るさを調整しましょう。
(この方法が別記事で書きますね)
写真は光が大事。
まずは、窓に斜めに向かってお料理を撮ってみてください。
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