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小休止

ここにきて、完全にエッセイをなめていたといわざる得ない。

最近、自分の過去の話しをつらつら書いているのですが、当時の日記など見返しているうちに思った以上にその時の記憶やそこにまつわる感覚、及び感情がフラッシュバックしてしまい、無駄に落ち込むという事態に陥っている。

そういえば自分は書いている時はかなり文章の中に感情を没入して書く方であり、それは小説や詩に限った話しだと自分で思い込んでいたのですが、とりあえず書き物なら全て該当するらしく、ここ最近、気づいたら生活リズムが激しく乱れ、荒んだ目つきでドス黒いオーラを放って職場の人達を怯えさせ、一人で夜中にユーチューブでダンボが母親と生き別れる動画を観て号泣するという、つまり暗黒期の気分が完全にカムバックしている。

現在私は32歳であり、今書いているのは、色々あってメンのヘルを煩い、ウツとアル中を同時並行で嗜み、尚且つそれを人前ではバレないように振舞うという偽りの墜天使だった25歳前後の頃の話。

先週、当時からの付き合いの友達に会ったので丁度いいやと思ってその時の話しを聞くと、中野の飲食店で一緒にご飯を食べていた時に突然私が、「このお店、飲食店なのに猫を飼ってるね」と言い始めた事があったらしく、店員さんに「猫飼ってますよね?」と聞いてポカンとされ、何言ってんの?猫なんてどこにもいないよ?とたしなめようとする友人に「絶対いるよ!気配で分かるんだよ!」と大声でキレ始めて強制的に店の外に連行された事があるらしい。

全然覚えていない。恥ずかしすぎて死ねる。
あと、隠してたつもりが完全にメンヘラだとばれていたという、ここ最近一番の衝撃を受けた。

何が問題かというと、書いている間の没入にも深い浅いがあり、油断していると当時の自分と百パーセントシンクロしてしまい、それをやると今の生活に支障が生じる恐れがあるため、さじ加減というのが非常に難しいのです。

ともあれ、書き始めた事はとりあえず最後まで書くつもりでして、しかも後一回か二回くらいで自分の過去の話も締めくくろうと思っているので、まぁ今月中にはこういうのも終わりなのだ。

小説の方はというと、より良く新しい物を作ってとにかく既存の作品から離れようと必死になっている。
私は一定の時期に一つの作品だけに集中して書くという事ができず、五つぐらいの作品をその時その時の気分で少しずつ書いていく、というやり方をするため、仕上がるのに早く見積もっても多分2~3年を要してしまう。

そういうこともあって、空いた時期にエッセイなど…と考えたのだが、思った以上にダメージを喰らってしまった。題材選びは重要なんですね。

……よーし、今のエッセイ終わったら、おもぽろ観るぞ~

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