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🥂 ストレートに伝わってくる方を欲している時もある

ワインの楽しいところ、面白いところは、
香り・味わい・余韻・全体的な雰囲気などなど、いろんな要素を内包した飲み物である点ではないでしょうか。

最近は少し飲む頻度が減っていて、あまり冒険はせずに大好きなシャンパーニュやブルゴーニュと向き合うことが多いのですが、
ここを見ている人はきっと、私のインスタのフォロワーが多いと思うので、ブルゴーニュはワインの中でも複雑さの頂点であることは自明のことでしょう。また、シャンパーニュも味わいや余韻などの点で他のスパークリングワインとは異なる存在だと言えます。

ブラインドをしていて、「これはどの造り手だろう」「どこの村だろう」と複数の情報から答えを探っていくプロセスは、知的な息抜きの時間。
飲めば飲むほど経験値が上がる液体であることもワインの魅力です。まぁほとんどブラインドは当たらないんですけど。

そんな複雑性のあるワインですが、たびたびドンペリニヨンのスタンダートキュベ、中でもある程度年月が経っているものを飲むと、
ストレートに美味しいことの良さもまた実感します。
もちろん熟成を経ているので、一般的なスパークリングワインの中では複雑性はあります。ただ、わかりやすい旨味や味わい、長く続く余韻などの点でストレートに舌に、心に伝わってくるものがあるなあと、ドンペリニヨンと向き合う度感じます。

分かりにくい、複雑なのも楽しいけれど、
ストレートに伝わってくるものを欲しているときもある。
これはワインに限ったことではないですよね。

最近飲んだのは、1990。ロゼ1990もご一緒に。
かなり複雑なブルゴーニュを飲んだあとの締めだったので、
なにも考えなくて良い美味しさが染みました。





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