手っ取り早すぎる『それっぽい名前』のつくりかた
名前なんて、読者が覚えやすければそれでいいじゃん! ってのも分かっているのですが、やはり書いている側としては綺麗な響きで、カッコイイ・カワイイ名前をつけてあげたい所。
特に、ファンタジー系ではやはり厨二的な、ドチャクソカッコいい名前を考えてつけてあげたい。それが自ら生み出したキャラへの愛着にも繋がるので。
そこで、今でも名付けは得意ではないながらも、個人的に満足できる名前を比較的すぐに思いつくようになった方法を紹介します。
① 名前以外のキャラの設定を決める
過去の私は、先に名前を考えて、その後に物語を執筆しつつ、性格だったり容姿だったりの特徴を固めていることが多かったです。
そうでなくとも、キャラ設定を考えながら一緒に名前も考えていました。
ですが、今考えると普通に効率が悪いですし、キャラがブレブレになりかねないのでとうの昔にやめました。
まずはキャラの名前なんて考えずに、設定を練り固めるべきだと思います。
② 性格や容姿、特徴から「漢字」を洗いだす
たとえば、こんなキャラがいたとします。
・水色の長髪で、サファイアのような綺麗な瞳を持つ、落ち着いた雰囲気の少女。『氷』を操る異能力を持っている
これらの設定から、関連する意味を持つ漢字を洗い出します。
・水色の長髪で
→「水」「蒼」「長」
・サファイアのような綺麗な瞳を持つ
→ 「輝」「石」「綺」「麗」「深」
・落ち着いた雰囲気の少女
→「穏」「静」「安」
・『氷』を操る異能力を持っている
→「氷」「冷」「寒」「透」
大した深い設定のないキャラで、適当に並べただけでもこれだけの漢字が出てきました。この時、脳内で思い浮かべるだけではなくて、漢字そのものを見られるよう、メモ帳にでも書き留めておくのがポイントです。(上の箇条書きみたいに)
出せるだけ出したら次の手順に進みます。
③ パズルの要領で組み合わせていく
あとはとにかく、試行錯誤の回数を重ねれば、自己満足できるよさげな名前はもう目の前です。
上で洗い出した漢字を適当に組み合わせてみるだけでも、
・深石蒼
・氷安深麗
・冷穏綺石
・長深麗穏
こんな感じでいくつか出せます。洗い出しをしっかりとすればもっと沢山出せるはず。総当りでとにかく試しまくれば、思わぬ名前に巡り会えるかも。
読み方については、漢字の音読み、訓読みをとにかく試していくのがベターですが、漢字の並びは好きだけど読んだ時の音が……ってなる事が多々あります。その際はもう存在しない読みでもいいのでそれっぽくアレンジしちゃいましょう。
現実でも、名字でしか使われていない漢字の読みも多いので、何とかなる(はず)。
上の四つもうーん、ちょっと……って感じの名前があるかもしれませんが、それは各人の好みなのでしょうがないと思います。一番上の『深石蒼』が個人的なお気に入りです。
まとめ
名前決めに四苦八苦している人は是非試してみてください。
結局のところ、人によって合う合わないがあると思いますので、無数にある方法の一つとして、こちらの方法はいかがでしょうか。
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