「人民」、その名とともに

以民為天(人民を天のごとくみなす)は金日成主席の持論であり座右の銘であった。人民を天のごとくみなした主席の崇高な人民観は「人民」という名とともに呼ばれる建造物にも秘められている。

チュチェ59(1970)年6月、首都のチョンリマ通りの建設現場を見て回っていた主席は、普通江畔に人民の文化・情操生活基地を建設することを発起した。その後、設計と施工における問題も明らかにした主席は建物の名を「人民文化宮殿」と命名した。

昔から打ってつけの場所とされてきた平壌の中心部にある南山の丘は祖国解放戦争(1950~1953)後、20余年間空地として残っていた。設計士たちはここに重要対象を建設することを企画していた。しかし、主席は、景色のよい同地に人民のための大規模の図書館を建設することを構想した。図書館の名を労働者、農民、知識人をはじめすべての人が来て勉強する場所という意味で「人民大学習堂」と命名し、建築形式も人民の要求と志向を反映して朝鮮式建物として完成させた。

人民」という名で呼ばれ、国の各所に建設された多くの建造物は今日も主席の偉大な愛民献身の歴史を長く伝えている。

2021-04-08

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