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【特別公開!】『仕事文脈vol.23』企画会議・その1(後編)

11月発売vol.23の企画会議第1回、後編です。「常識、慣習、伝統」テーマの続き、身近な人たちや、経験から出てきた企画が上がってきます。もう一つの特集、「数値化」についてもアイデアを出し合っていきました。

参加者:編集チーフ・小沼さん、編集スタッフ・浪花さん、丹野さん、発行人・宮川

(前編はこちら

営業職って男の仕事っぽいイメージだけど、営業マンから感じるのはむしろ逆のこと

宮川:丹野さんいきますか。

丹野:企画案、もっぱら身近な人たちから感じたことを元にしてます。ここのところ、職場に元営業マンという人が比較的多くいて、だいたい20代の男性なんですけど、上司とのコミュニケーションの取り方に、ケア的なものを感じるんですよ。求職サイトなんか見てても、営業職って男の仕事っぽいイメージが強いじゃないですか。でも、今身近にいる元営業マンから感じるのは、むしろ逆のことなんですよね。相手のニーズを察知して対応するケア的な行動が身についているんだなと思う場面がこまごまとあって。彼らよく気がつくし、愛嬌があって、ものごとをスムーズに進めていく、終わらせていくのが上手いんです。そこには「お茶くみ」的な気の使い方があるのかもしれない。会社という家父長制での役割っていうか。2023年に生きる20代なんだけど。

宮川:営業マン、というと男性のみ?

丹野:男性に集まってもらって、煮こごったものを話してもらうのがいいのかなとか思ったりしたんですけど。鬱屈を感じるので。

浪花:今その営業マンは転職して編集をされてるんですか?

丹野:あ、編集じゃない業務です。ワンフロアに複数の部門が集まっているので、日常的に接点があるんですよ。いろいろな分野の元営業マンがいて、だいたいビジネススキルが高い。私がまあまあ年上だからか、雑談してるのに「あれ、私顧客?」って思うくらい、廊下でもサービストークしてくれる(笑)。

宮川:なんかコロナになったら、いきなり電話とかメールの営業増えた。こういうサービスがあります、ZOOMでお時間くださいみたいな。

昔の機器とかテクノロジーが現役で生きてる理由

丹野:ありましたねえ。あと、前回の会議メモから連想したんですけど、昔の機器とかテクノロジーが現役で生きてる理由。地方の新聞社とかに問い合わせすると、大体「FAXを送ってください」って言われるんですが、それが地方の新聞社だけのことなのか気になっています。

浪花:友達が出版社勤めなんですけど、つい最近まで、フロッピーを使ってたって言ってました。

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