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【特集】仕事/年齢/常識 #1(仕事文脈vol.23)

 新卒=正社員、妻子のいる男性=安定収入の職種、ミドル女性=パートか介護職、再雇用=派遣や契約で低賃金……それが一般的な仕事の常識? だけどそれはなんとなくのイメージで、ライフプランも選択肢も人それぞれでいいはず。一般的常識的と思われている属性ではない道を選んだ人たちに話を聞いてみました。(編集部)

大学在学中→喫茶店オーナー鈴木なりささん

 大学を卒業間近、たまたまSNSで見つけたイベントで「お店やらない?」と言われて即決、1ヶ月後には週一日オープンの喫茶店「喫茶おおねこ」店主になった鈴木さん。今年で3年目、平日の昼間、女性1人で店に立つことで見えてきたものが、続ける原動力になっているようです。

――大学在学中に喫茶店のオーナーになったそうですね。就職は考えなかったんですか?

 大学の方針として学問をすごく大事にしていて、就活が前提になってなくて。気づいたら3年生になっていて、就活のガイダンスとかもあったかもしれないんですけど私には届かなくて。そのとき寮に住んでたんですけど大学生活の方が楽しくなって全然授業に行かなくて、単位をいっぱい落として、これはまずいと思って1回思考停止するために休学届を出して、1年フラフラしていました。

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