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1/18〜1/29の日記

1月19日(火)
元アルバイトのWさんから雑貨と本の店を開くとの連絡をもらう。うちの本もよろしく、と言ってみたら早速注文してくれて、バイトさんからお取引店さまになった!本のチョイスがなんとなく彼女らしいというか、本人が思い出されて懐かしい。この事務所に移る前の、和室のアパート時代に来ていて、引っ越しの日にはおしゃれなお弁当買ってきてくれたなー。センスのいい彼女のことだから素敵な店になることでしょう。楽しみ。開店祝いが試される…

1月20日(水)
韓国の出版社ボムアラムさんから、送っていたものが届いたとLINE。昨年末『私たちにはことばが必要だ』が「10年を輝かせた本」フェミニズム部門の1冊に選ばれたとのことで、お祝いに日本版の装画を描いてくれた安達茉莉子さんに絵を描いてもらったのです。原書のキャラクター、イットゥペモン(くちびるのキャラ、原書副題の「口を開くフェミニズム」だから?)と、日本版のクマさんが手を繋いでる。連帯。お祝いのメッセージをすんみさん小山内さんの翻訳チームに韓国語にしてもらった。訳も絵もあっという間に仕上げてくれて、日本のチームも最高です。届くのに時間がかかったのは、事務所を引っ越していたからだそう。一昨年夏に訪ねたとき入居したばかりのオフィスにおじゃましたけど、早くも次のステップに!堕胎、代理母、性暴力、攻めたテーマでしかもかっこいい装丁で次々本を出す姿が本当にまぶしい。

1月21日(木)
そのボムアラム刊、イ・ミンギョン著の新刊『失われた賃金を求めて』校正が続いている。本文4校で、組版さんの作業は終了、デザイナーさんへデータを渡して前後付の制作を進めてもらう。原書は本文もオール2色で扉もそれを生かしたおもしろいページになってるんだけど、こっちでそれは無理だろうと1Cで進めてたんだけど、やはりスミだけで表すのは厳しい、と急きょ扉が入る折のみ2Cで見積とってみる。そしたら印刷屋さん、こっちの方が安くなりますとめちゃ複雑な折を提案してくれて、じゃじゃあそれでとお願いした。2色がちゃんと意味あるデザインなので、実現できてよかった。こんなギリギリでなー、でもこの段階じゃないと決められなかったしな。まあこんなことは少ないけど。
夕方、仕事文脈次号会議。今回Skypeだったけど、どういう仕様なのか、公園みたいな背景にみんなが並んでる画像になってた。公園ていうか、神社の裏の苔むした石段、まわりは松林みたいな?そこで放課後ジュース飲みながらしゃべってる、みたいな気分で楽しかった。みんなはどうだったかな。

1月26日(火)
月曜印刷入稿、翌日色校出。本文素読み、文字直し1カ所のみ。カバー、別丁扉の2色がめちゃいい。付録に赤シート付けるんだけど、かざすと別画像がくっきり出てくる!よい!デザインは前回に続き、directionQの沼本さん。今回も原書と全く違うカバーになったけど、かっこよくわかりやすくなってうれしい。別丁、本文はかなり原書に近いけど、読みやすく結構工夫している。特に注...訳者小山内さん、すんみさん、翻訳協力のイギョンさんが頑張ってくれました。翻訳書、原本があるとはいえ編集制作に関しては一から作るのと同じですね。

1月28日(木)
税務署へ年末調整提出。うちは事務所と登記の住所が別なんだけど書類も事務所宛に届くしこれまでも事務所住所で書類提出していたけど、税務署の管轄が違うから本当は本店住所じゃないとダメらしい。と初めて言われた。税務署の人も、ちょっとお待ちください、と3回くらい聞きに行ってた。こういうことよくあるし、消費税増税のときもコロナでも現場の人ますます混乱してるだろうなと思う。定価の総額表示だって、こんな短期間にコロコロ税額変えてる国で、よくそんなことさせようと思いつくなと腹が立つというか、不思議。この先絶対消費税変わらないって確約ない限り応じたくないわ。

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