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小さな差別を聞き流さないことから『ヘイトをとめるレッスン』読書会/後編(仕事文脈vol.22)
この記事は後編です。前編はこちら
世界最悪と呼ばれるウガンダの反同性愛者法案
小沼 少し本の話からは逸れますが、祐介さんはTwitterなどでウガンダの反同性愛者法案の情報を発信していますよね。
祐介 ウガンダでは2014年に反同性愛法が成立しました(同年8月、議会での採決手続きに不備があったとするウガンダ憲法裁判所の判断から無効に)。同性愛行為を繰り返した場合、最高刑は終身刑というものでした。これに反対するため、当時から有志が集まって渋谷のウガンダ大使館前で抗議行動をしていました。当時はそこまで詳しくなかったのですが、2018年に東京レインボープライドの関連イベントとして、東アフリカのLGBTQ 難民を支援する会があり、詳しい話を聞いたんです。ただ何をしていいのかわからず、Facebookで現地の人と繋がって状況を知るくらいでした。
情報が入ってくるようになったのは、去年の11月にモーゼスというウガンダ出身のゲイと知り合ってからです。モーゼスはケニアのナイロビに住んでいて、ウガンダ、エチオピア、タンザニア、ルワンダ、コンゴ民主共和国、南スーダン、ソマリアなどから逃げてきたセクシャルマイノリティのためのシェルターを郊外に作って運営しています。
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