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4/25〜29の日記

4月25日(月)
朝から暑い。夏向きのペラペラしたズボンで出勤しようとしたが、上はTシャツなのでパジャマのように見え、さすがに着替える。こういうTPOと脱コルセットとの関係はどうなっているんだろうと考える(さすがに着心地がよいからってパジャマで出勤するのは脱コルじゃないよね)。
出勤後、注文の処理、Twitterの更新などをして、太田明日香さんから来た封筒を開けると、私が手伝っていた舞台「彼女たちの断片」の戯曲集の、太田さんが書いてくださった書評(嬉しい)のわきに、山口真紀さんによる『生きるためのフェミニズム』書評があったので社内資料用にスキャンする。
お昼の時間、年代による使用SNSの違いについて椋本さんから聞いて勉強になりました(20代はもうTikTokかインスタがメインだそうで)。午後は『脱コルセット』の文章の抜き出しの続きと、雑談のテープ起こしの続き。営業のアポイントを取る。

4月26日(火)
夕方、紀伊國屋書店新宿本店さん3階、ジェンダー関連書担当者さんにご挨拶にうかがう。売り上げ好調で関連書の棚が二つに増えたそうで、流行というより、もう定番になった感じさえする。以前の勤務先で帯に「フェミニズム」とか「女性」とか書くと売り上げが下がると言われて社内で議論になり、新入社員の女性が味方してくれた数年前を遠く思い出しました。

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4月27日(水)
夕方、ジュンク堂書店池袋本店さんの女性学関連書担当者さんにご挨拶。ものすごい素敵なポップがあって聞くと、ポップが描ける方が入られたと教えていただき、いつか弊社の書籍も描いてほしいな……などと夢想する。お忙しいところご対応くださりどうもありがとうございました!

ジュンク池袋220427

続いて午後5時から、ジュンク堂池袋店さんの事務所で愛書家の楽園の会議。ジュンク堂書店池袋本店さんだと入ってすぐ、エレベーターの左わきにある棚を月替わりでフェアを企画する。S社のAさんが日本各地で営業してくださって、開催店舗が全国6店舗に増えたそう。今年中にはタバブックスの本も並ぶフェアも担当できそうでとても楽しみ。
終了後、S社(前述のS社とは別)のT社長が「夏目漱石の『草枕』は良いよ。あなたみたいな女性がどう読むか気になるから絶対読んで」と勧めてくださったので帰りに購入しましたよ。

4月28日(木)
明日のBook lover’s holidayの準備で、書籍を数えたり書庫から出したりしてバタバタする。海外経験の多いげじまさんがパパパっと書籍をパッキングしてくださって、なんとか一つのスーツケースにおさまった。雨が降らないでほしい。

4月29日(祝)
下北沢Bonus Trackで定期開催されているBook lover’s holidayにげじまさんと二人で販売に伺う。100冊ほど持参して「雨だし帰りの荷物は大丈夫かな」と心配したが、たくさん売れたので何とか一人で持ち帰れる重さになった。多くの方にご来場・お買い上げいただきありがとうございました。
お客さん何人かに「フェミニズムについて知りたんですが、最初の一冊は何がいいですか?」と聞かれ、その度にげじまさんと声を合わせて「『私たちにはことばが必要だ』です!」と答えたのですが(完売しました)、私も「フェミニズムとは? さて?」と思っていた当時にこの本をお送りいただき、まさに最初の1冊だったなと思い出す。

2019年にフェミニズム飲み会を企画したところ、その場にいた全員が2018年ごろに「自分はフェミニストかもしれない/フェミニストだ」と思い始めたと話していて「同じだ!」とびっくりしたことがあった。
前年の伊藤詩織さんの会見や、2018年夏の東京医科大学の女性受験者の減点の発覚、3月には『問題だらけの女性たち』、そして年末には『私たちにはことばが必要だ』や『82年生まれ、キム・ジヨン』、そして前職で担当した女性器コミック『禁断の果実』の発売など、一気にフェミニズム関連書籍が増えて、自分を含めて多くの人の意識が変わった年だったなと思う。翌年からはフラワーデモやKuTooの署名も始まった。
Book lover’s holiday、5月も参加するのでどうぞよろしくお願いいたします。

(山口)

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