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【インタビュー】通勤がなくなった#2 「子どもをきっかけに働き方を一新 積極的に在宅に切り替えた」(仕事文脈vol.22)

子どもをきっかけに働き方を一新積極的に在宅に切り替えた
4児のパパさん(京都、編集者)

 新卒採用で入社したという編集プロダクションに20年近く勤める4児のパパさん。その仮名の通り、小6、小2、年長、1歳半と4人の子どもを育てている。

 「僕は福井県の出身で、福井って車社会なんです。だから電車通勤に憧れがあって、結婚してからは電車で出勤していました」

 当時の自宅から職場は、電車で片道30分ほど。街のサイズ感から自転車もしくはバス通勤の多い京都で、あえて電車を選んだとは新鮮だ。しかし、子どもが産まれたことによって生活や仕事はもちろん、通勤手段にも大きな変化があった。

 「一番上の子どもが、予定より3ヶ月半早く産まれたんです。手術を何度も経験したので、入院期間が1年半にも及びました。やっと退院できると思ったら、障害があることがわかった。入院中は面会時間が10分、15分しかなくても夜に病院に寄っていたので、家に帰るのも遅くなっていて。それに電車って時間が決まっているじゃないですか。電車通勤をやってみたはいいけどもやっぱりしんどくなってきたし、子どもが退院してからも週1のペースで通院があって、病院に行くにも車で1時間ほどかかる。それだったら病院に近いところに引っ越そうか、と生活を変えたんです」

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