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占い師が売り上げ低迷時を乗り切る方法。「休眠顧客」を呼び覚ませば乗り切れます。

占い師は収入が不安定です。※ここで指す占い師は自営業主としています
会社員のように一定額が毎月支払われないため「波」があるのですね。

波とは月によって上下する利益を指します。1月は20万円ほど稼げたのに、2月になったら5万円ほどしか利益がない。かとおもったら3月には30万円もの利益が上がった。これでひと安心・・・とおもったら4月には3万円しか利益がでない。極端かもしれませんがこのように売り上げの波があるのですね。

自営業主ならばこのような利益の乱高下はあまり気にしません。そういうものだと理解しており、また、必ず低迷期が訪れるのを知っているからです。

低迷期はある。だとしても、なにも手を打っていないと利益は減少、実入りは少なくなります。このような状況を打開する施策はいくつも存在します。
しかし、面倒なんですよね。費用だってかかります。そこで今回はひとつの売り上げ低迷の打開策を紹介しようとおもいます。

売り上げが低迷している占い師さまは当記事を読んだあと、すぐに取り掛かってください。実行すればまず売り上げ「0円」とはならないでしょう。

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結論 休眠顧客を呼び覚ませ

結論を先に申します。あなたと疎遠になったお客さんにセールスをかけてください。今まであなたの常連客だったあの人に連絡をするのです。いわば「ご機嫌うかがい」。占い師的に言うのであれば「縁を結びなおす」ですね。

「当たり前すぎる施策だ」とおもわれた方はビジネスに慣れている方でしょう。なぜなら定番施策であるためです。ですが侮ってはいけません。なぜに定番であるのかを今一度考えてください。

私は副業占い師になる前にはいくつものスモールビジネスを起業してきました。そのなかでも即効性が高く、容易に手をかけられるのがこの休眠顧客へのアプローチです。ようは疎遠になったお客様へDM(ダイレクトメール)を送るだけです。

DMはなにも電子メールに限りません。はがき・封書でもDMとして利用できます。ただ、はがき・封書だと金銭的な費用が発生するためまずは電子メールで慣らすのをおすすめします。1通あたり数十円でも数百件にもなるとかなりの負担となりますからね。

誰に送るのか?

では、DMを誰に送るべきなのか? 誤解を招くのを理解していえば「あなたが送りたい人」です。そりゃそうだ。これでは答えになっていないのでもうちょっと詳しく説明します。

まず、あなたがするべきなのはリストアップです。
なぜ、リストアップが必要なのか?
あなたと疎遠となっている顧客を確認するのが重要だからですね。
これをしないと何もはじまりません。

だって、つい先日に鑑定をしてひと段落ついたお客さんに「占いどうですか?」と勧めても良い反応は得られにくいでしょう。※当然、例外あり
なにより、休眠顧客を活性化させ、低迷期をしのぐのが目的です。
それに休眠顧客を呼び戻せば売り上げも伸びます。ここは何らかの理由であなたと疎遠になった人にアプローチしましょう。

DMを送る人物の基準を設ける

一般的に休眠顧客とは半年から1年以上、取引がないお客さんを指します。
※BtoBの場合は1年以上

あなたが個人を主に鑑定対象としているのであれば「BtoC」にあたります。なお取得したメールアドレスは1年以上経つと未達率が高くなると言われています。よって、半年以上もやりとりがなければその時点でDMを送るのが効率的でしょう。

条件1:半年以上やり取りがない人(顧客)

条件1に当てはまる人物にDMをばらまくのも良いでしょう。ただ、個人だとDMを送るにしても労力・費用が発生します。外注するにしても費用の負担が大きい。なのでもうちょっと対象範囲を絞ってみます。

休眠顧客にDMを送る第一の目的は利益です。いうなればお金を落としてくれなさそうなお客さんにはハナからDMを送ってはいけないのです。さらに言うと「大金を落としてくれないお客さん」も避けたい。であれば基準2は以下となります。

条件2:1回の購入で平均顧客単価以上の買い物をしてくれる人
条件3:累計購入額が平均累計購入額より高い人

もっと絞りたい場合は「購入回数」を含ませます。
これで優先するべき休眠顧客が明確になりました。

(例)
DMを送る休眠顧客
前回購入日:現時点から半年以上前
平均単価:平均顧客単価以上の購入履歴を持つ顧客
累計購入額:累計購入額が平均以上の顧客

クーポンをつける

「ご機嫌いかがですか?」とDMを送るだけでも一定の効果はあります。
しかし、DMをそのまま送っただけでは味気ないです。なにより口実がありません。反応率も低いでしょう。だったらどうするべきか? 大手企業の真似をしましょう。つまりは限定クーポンを送るのです。優待券とも言えます。
わかりやすいのは割引券です。または手間のかからない鑑定サービスを無料とするのもありです。

クーポンのつけかた

電子メール・LINEの場合はコードを送るのが一般的です。

(例)「優待コード:001-218」

上3ケタ「001」はキャンペーンコード。下3ケタは顧客番号としています。どのように割り振るのかは自由ですので、あなたが管理しやすいコードを添えてください。

DMにクーポンをつける際の注意点

注意点としては「必ず使用期限を設ける」です。いわゆる有効期限ですね。
有効期限がないと受け手は動いてくれませんし、なにより管理が大変です。
発行から1年後に「このクーポン使えますか?」とたずねられても困りますよ燕。
なのであなたが管理できる期間を設けるべきです。

注意点2としては乱発しないこと。
クーポンを短期間で何回も提供すると「価格面でしか評価しないお客さん」を呼び寄せてしまいます。また「クーポン占い師」として認識され、通常価格では購入されにくくなってしまうでしょう。味を占めるお客さんがでないとも限らないのですね。ですので、クーポンはここぞというときに使うべきです。

注意点3は景品表示法。景品表示法に抵触しない範囲においての発行してください。優良誤認表示・有利誤認表示をすると違法となるおそれがございます。どちらかというと、二重価格表示に注意するべきでしょう。なぜならうっかりやりがちなのがこの二重価格表示違反だからです。

クーポンの使用期限はどの程度に設定するべきか?

とくに決まりもないので好きな期間にして大丈夫。ただ、短くても長くても反応率は良くありません。なぜなら、短いと相手がクーポンに気付く前に有効期限が切れるケースがあるからです。また、長すぎると放置されてしまいがちです。「まだ有効期限までには余裕があるから、あとで使おう」と。

ですので、丁度良い塩梅にするのが適しています。しかし、この塩梅がむずかしい。業種や提供サービスによっても異なるためです。あなたに適したクーポン期限については、あなた自身がデータをとって探っていくほかないのですね。ただ、個人的には2週間以上、3カ月未満がよろしいかとおもっています。長くし過ぎず、短くもない、といった期間がベストと言えるでしょう。

また、期限を設けると、再DMを送る口実にもなります。「優待券の有効期限が迫っています」と確認を促すメールを自然に送れるのですね。

DMを送る手段について-封書の場合-

稼ぐ占い師は必ずしている値上げの施策10: 占い商品を高く売るための打ち手とは?」でも紹介している封蝋を使ったDMもなかなかに高反応を得られます。※詳細は書籍をご確認ください。宣伝失礼

封書の場合はまた別のテクニックが必要となってきます。
開封させ、注目させて読ませるテクニックですね。

(例)
招待状(説明文章)とクーポン券は別にする。伝えたい項目を記した用紙は、封入するどの用紙よりも厚手にする。一回り小さい用紙にする。取り出すときに見出しが一番最初に目に入るように折りこむ。
など。

今回は説明を控えます。有形DM(封書)についてはダン・ケネディ本がおすすめです。SNSの細切れの情報を読むより、本を読んでください。SNS上では元ネタがダン・ケネディのリポスト(ツイート)も珍しくありません。

なお、DMにクーポンを添えるのは「大切なお客様に権利を与える」のと同義です。権利の幅を広げたり、無暗に与えるとあなたが損をしかねないとお考えください。

CTAを挿入する-行動喚起-

忘れてはいけないのがCTAです。呼びかけですね。電子メール・LINEの場合は「挿入リンク」と考えても間違いではありません。設置する場所は最初(DMの序盤)と最後。リンクがないと反応率がまず落ちます。わずかな手間が発生すると、それにともない反応率も下がるためです。DMを受け取った人は、わざわざあなたの占い師名で検索しません。「面倒だからあとでいっか」といって、メールを閉じて放置。そのまま忘れ去られるのがオチです。なのでCTA周りにリンクは設置してください。

以上を守れば最低限のDMの体裁は整います。

最後に必要なのはわずかな勇気

DM文章を作れた。無理のない範囲でクーポン設定できた。送付するべき休眠顧客のリストアップもできた。ここまでくればあと必要なのはわずかな勇気です。最初は緊張するはず。「クレームが届いたらどうしよう」「まったく反応がなかったらどうしよう」不安が頭をよぎり、行動を阻害します。けれど、DMなんてビジネスマンなら経験しているいわば通過儀礼です。また、反応率もよくて数パーセント。あなたがおもっているような展開にはまずなりません。ちょっとだけ勇気を出して送信する。これだけでまずはいいのです。そのすこしの行動があとあとあなたが行くべき道を広げてくれます。経験者が語るのですからまず、間違いはないでしょう。

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