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余命宣告された幼なじみが可愛すぎる

私は ” また “ 病院に運ばれた

「また入院か...」と諦めの気持ちを抱きながら入院生活が始まった


飛鳥:もう病院飽きた



飛母:しょうがないでしょ


飛鳥:だって同じ病院なんだもん


飛母:島なんだから大きい病院1つしかないの


飛鳥:つまんないのぉ


医者:すいません


飛母:あ、先生


医者:お伝えしないといけないことがあるんですが


飛母:わかりました


飛母:ちょっと行ってくるね


飛鳥:うん


飛鳥:(またひとりか....


飛母:すぐ帰ってくるから


飛鳥:え...?なんで分かったの?


飛母:お母さんはそれくらい分かって当然なの


飛鳥:すごい...


飛母:じゃあ行ってくるね


飛鳥:うん




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医者:飛鳥さんの検査の結果なんですが...


飛母:検査結果はどうだったんですか...?


医者:飛鳥さんは...「再生不良性貧血」 です


飛母:再生不良性貧血...?


医者:骨髄が機能しなくなり血液中の赤血球と白血球が少なくなってしまう病気です


飛母:飛鳥が今まで何度も体調を崩してたのってこの病気のせいなんですか?


医者:たぶんそうだと思います。


医者:運動をするとすぐに息苦しくなったり


飛母:(たしかに飛鳥は運動キツそうだった...


医者:怪我が治りにくいとか....


飛母:(たしかに傷がいつまでも治らないときがあった....


医者:気づくのが遅くなってしまい申し訳ありませんでした


飛母:謝罪なんてどうでもいいですよ


飛母:治療法はないんですか?


医者:それが....


飛母:?


医者:進行具合がはやいこともあり....オペ出来ません


飛母:...え?


医者:治療法がないんです


飛母:本州の病院でもダメですか?


医者:残念ながら....


飛母:ま、ま、、まぁ飛鳥は生きることは出来るんですよね?


医者:それについてもお話した方がいいですか?


飛母:はい


医者:私のみたところ....余命はあと2ヶ月です


飛母:うそ...ですよね...


飛母:2ヶ月なんて早すぎる...


医者: ….


飛母:退院とかってできるんですか?


医者:今病気にかかってしまうと大変危険です


医者:ですので....


飛母:ダメなんですね


医者:はい




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一方、、、


ガラガラ🚪


飛鳥:あ、〇〇だ


〇〇:昨日ぶり


飛鳥:うん


〇〇:調子はどう?


飛鳥:それ入院してる人に聞く?笑


〇〇:ごめんごめん笑


〇〇:でもちょっと笑顔が見れて嬉しいよ


飛鳥:なに彼氏みたいなこと言ってんの笑


〇〇:幼なじみでもそう思うの!


飛鳥:あっそ


〇〇:そういえばお母さんは?


飛鳥:なんかお医者さんに呼ばれた


〇〇:そっか


〇〇:じゃあ1人だったんだ😏😏


飛鳥:な、なにその目は


〇〇:寂しかったんでしょ


飛鳥:そ、そんなわけないだろ


〇〇:本当は?


飛鳥:高校生にもなって1人が寂しいなんて言えるわけないだろ....


〇〇:今言っちゃったけど?笑


飛鳥:あっ///


〇〇:実は俺が来るの待ってたんじゃないの?笑


飛鳥:そ、そんなことはない...///


〇〇:なんか照れちゃってるけど?笑


飛鳥:入院する度に〇〇が来てくれるから今日も待ってたわけじゃないぞっ


〇〇:それはもう全部言っちゃってるよ笑


飛鳥:もぉー!きらい///


〇〇:飛鳥の顔真っ赤だよ笑


飛鳥:うっさい!///


〇〇:やっぱ飛鳥といると楽しい


飛鳥:あすかちゃんは楽しくない


〇〇:じゃあ明日も来ようとしてたけどこなくていい?


飛鳥:そんなことしたら〇〇が寂しいだろ...


〇〇:寂しいのはどっちだよ


飛鳥:〇〇


〇〇:まぁたしかに寂しいかな....


飛鳥:え...?!


〇〇:なんで驚いてんの?


飛鳥:〇〇にしてはめずらしく正直だから


〇〇:そっか笑


〇〇:飛鳥が俺にとっての親友だし、飛鳥がいないと学校楽しくないもん


飛鳥:〇〇にはいっぱい友達がいるじゃん


〇〇:いくら友達がいても飛鳥がいないと楽しくないの!


飛鳥:へへ///


少し隠すように照れる飛鳥



ガラガラ🚪


飛母:あ、〇〇君来てくれたんだね....


〇〇:あ、はい


あまりにも暗い飛鳥の母を見て少し驚く〇〇


飛鳥:お母さんなんか元気なくない?


飛母:まぁね....


〇〇:大丈夫ですか...?


飛母:ちょっと〇〇君きてくれる?


〇〇:もちろんいいですよ


飛母:ありがとう


飛鳥:(また1人だ....



〇〇:寂しいだろうけど我慢しろよー


飛鳥:なんで〇〇まで私の気持ちわかるの!


〇〇:何年一緒にいると思ってんだよ


飛鳥:〇〇もすごい....



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廊下の隅にて...


飛母:飛鳥のことなんだけど...


〇: ...はい


飛母:再生不良性貧血っていう病気らしいの


〇〇:再生不良性貧血?


それから医者に言われたことを〇〇に話し終えると....


〇〇:あと2ヶ月、、、


飛母:飛鳥には今日の夜言おうと思ってる


〇〇:そうですか....


〇〇:僕も飛鳥が楽しめるように頑張ります


飛母:ありがとう




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次の日


〇〇:飛鳥いちご好きだったし買っていくか...


〇〇:あ、いちごミルクもいるかな..


〇〇:いちごミルクはまた今度にしよ



そう考えてるうちに....


〇〇:2ヶ月か....


〇〇:かなしいな....


〇〇:いや、俺が悲しい顔しちゃいけない。飛鳥を励まさないと



ー20分後ー


ガラガラ🚪


飛鳥:あ、〇〇だ


〇〇:よっ!


〇〇:体調どう?


飛鳥:まぁまぁかな



飛鳥:〇〇も私の病気のこと知ってるんでしょ?


〇〇:うん


飛鳥:まさかあと半年も生きれないなんて思ってなかった


〇〇:俺もそうだよ


飛鳥:〇〇...私..どうすればいいんだろう...


〇〇:俺に聞かれてもな....


〇〇:あっ!


飛鳥:ん?


〇〇:イチゴ食べながら考えよ


飛鳥:買ってきてくれたの?


〇〇:飛鳥が食べたいかなって思って


飛鳥:ありがと



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パクッ


飛鳥:うまっ


〇〇:よかった


飛鳥:これ食べてるときが1番幸せかも


〇〇:そっか笑


〇〇:飛鳥は叶えたい夢とかないの?


飛鳥:ないかな


飛鳥:なんでそんなこと聞くの?


〇〇:叶えられるものがあれば叶えたいなと思って


飛鳥:それなら私よりあっちの子の夢を叶えさせたいかな


〇〇:あっち?


飛鳥:あっちだよ


指をさした方向には車椅子を押してもらいながら進む子供がいた


〇〇:なんであの子?


飛鳥:あの子は筋ジストロフィーっていう病気なの


飛鳥:だから時間が経つにつれてどんどん筋力が落ちるから出来ることが無くなっちゃうの


〇〇:そうなんだ....


飛鳥:私は自分で立つこともできるし院内なら歩くことも出来る。



飛鳥:だからあの子の夢を叶えたいかな


〇〇:飛鳥は大人だな


飛鳥:そう?


〇〇:俺なんて「夢叶えてあげる」って言われたら俺得なことしか考えないよ


飛鳥:〇〇は典型的な男の子だからね


〇〇:みっともないです....笑



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それからあの子の夢を聞いたところ

「ジュースが飲みたい」

ということだったので即刻ジュースを買いに行
き飛鳥と一緒にその子に夢を叶えに行った。

可愛らしい笑顔で勢いよく飲む子供を見て少し心が癒された。

飛鳥の病床に戻るときは疲れてもないのに何故か俺の背中に乗りたがったので乗って帰った。


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ー2週間後ー


飛鳥:〇〇...


〇〇:ん?


飛鳥:夢叶えるのってさ...


〇〇:うん


飛鳥:まだできる?


〇〇:もちろんだよ


飛鳥:ひとつ叶えてほしいのがあるの


〇〇:なに?


飛鳥:ちょっとこの曲聴いて


〇〇:わかった



曲を聴き終えると....


飛鳥:この曲が胸に刺さるんだよね


〇〇:そっか


〇〇:たしかにいい曲だね


飛鳥:うん


〇〇:なんて曲?


飛鳥:CAって人の『PRIDE』って曲


〇〇:CAさんって有名だよね


飛鳥:うん


〇〇:で、夢って?


〇〇:(CD大量に買えとかかな...?


飛鳥:この人のライブに行きたい


〇〇:(嘘だろ...


飛鳥:今、ツアー中なの


〇〇:それに行きたいと...


飛鳥:うん


免疫力の低い飛鳥にとってライブ会場など危険すぎる場所である


飛鳥:無理...だとは思ってる


飛鳥:だけど...行きたい..〇〇お願い


〇〇:わかった。全力尽くしてみるよ


飛鳥:ありがとう


〇〇:(よし、頑張ろう!




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それから〇〇は医者から外出許可を貰うべく何回も頭を下げ、手紙を渡し、何とか外出許可がおりた



それからCA側に飛鳥の事情を手紙で送り、事情を知ったCA側からはファンの人が大量にいる所から少し離れたいわゆるVIP席を用意してもらえることとなった



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〇〇:飛鳥!


飛鳥:ビクッ


飛鳥:な、なに?


〇〇:ライブ行けるよ


飛鳥:ほんと!?



〇〇:うん。チケットももうある


飛鳥:うぅ....


〇〇:なんで泣くんだよ笑


飛鳥:だって無理だと思ってたもん...


〇〇:諦めなかったらどうにかなるの!


飛鳥: ...うん


〇:まぁ諦めなかったのは飛鳥のためなんだけどね笑


飛鳥:エヘ///


〇〇:俺は勝手に病気って心までむしばんでいくものだと思ってたんだよ


飛鳥:うん


〇〇:だけど飛鳥は前と何も変わらない感じで接してくれたし弱音も吐かなかった


〇〇:だから病気に負けなかった飛鳥の行きたいって気持ちはどうしても叶えたかったんだよ


飛鳥:えへへ///嬉しい!


〇〇:笑笑


飛鳥:どこの公演に行くの?


〇〇:北海道


飛鳥:え?北海道!?


〇〇:そこしかなかったんだよ


飛鳥:遠いけど飛行機乗れるの楽しみっ!


〇〇:ならよかった


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迎えた飛行機に乗る日


飛鳥:楽しみ〜



飛母:飛鳥幸せそうだね


飛鳥:だってライブだよ?


飛母:そうだね笑   〇〇君色々やってくれてありがとね


〇〇:いえいえ


〇〇:叶えてあげたかったので


飛母:本当にありがとう


飛母:飛鳥ももっと感謝しなさい


飛鳥:〇〇には普段から感謝してる


〇〇:めずらしく素直だね笑


飛鳥:〇〇うるさい


〇〇:なんでだよ笑



こんな感じで移動は難なく終わり空港に着くと....




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〇〇:え、うそ....


飛鳥:うっそ....本物?


??:本物だよ笑


飛鳥:本物のCAさんだ...!


なんとなんとCAさんが空港で出迎えてくれたのだ



CA:飛鳥さん長旅だったけど大丈夫だった?


飛鳥:だ、大丈夫です ガクガク


CA:君が〇〇くんだよね?


〇〇:はい


CA:手紙をくれてありがとう


CA:君の熱意は伝わったよ


〇〇:ありがとうございます!


CA:とりあえず立ち話もなんだから飯食べに行こう


飛鳥: …え?


CA:あ、嫌だった?


飛鳥:そうじゃなくて...いいんですか?


CA:もちろんだよ


CA:貸し切ってるから人が来ることも無いから飛鳥さんでも来れるよ


飛鳥:やった!✨️


飛鳥はいままで見せたなかで最っ高の笑顔を見せていた


それからライブ前日にも関わらず3時間にも及ぶ食事会を開いて下さり、CAさんは飛鳥が聞きたかったことを全て答えてくれた



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飛鳥:いやー今日だけですごい充実感っ!


こころなしか元気だった頃の飛鳥に戻ったような気がした



〇〇:本人とあんだけ話したらそりゃあね


飛鳥:ほんとだよ!!


飛鳥:PRIDEの裏話も聞けたし!


〇〇:よかったな


飛鳥:うんっ!



こころなしかではなかった。語気からしても完全にあの頃の飛鳥が目の前にいた



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ライブ当日



〇〇:飛鳥まだー?


飛鳥:あと1時間!


〇〇:アホか!


飛鳥:だってライブだもん!いっぱいオシャレしたいじゃん!


〇〇:それはわかるんだけど....早くしてくれ笑


飛鳥:はーい


飛母:自分勝手でごめんね...


〇〇:慣れてるんで大丈夫ですよ笑


飛母:情けない...



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オシャレも終わりいざ座席につくと


飛鳥:すごいっ✨️✨️


飛鳥:ステージが全部見える


〇〇:こんな席二度と座れないだろうな...


飛鳥:〇〇っ!


〇〇:ん?


飛鳥:本当に来れると思ってなかったよ


〇〇:今更かよ笑


飛鳥:だって病院すら出られなかったんだもん


〇〇:たしかにね


飛鳥:だから全力で楽しむよ!


〇〇:おう


飛母:ウルウル






そしてライブは始まりずっと飛鳥の目は潤っていた



曲と曲との間のMC中

CA:え〜......今日のライブはいつもより結構気合い入ってます


CA:というのもですね...闘病中の方が来てくれてまして、その人が長く生きるための活力となってくれればと思ってます


CA:あんまり曲によって気合いの入れ方が違うのは良くないんだけど....次やる曲は特に気合い入れます



そして暗転しイントロが流れはじめる


飛鳥:(あの曲だ....



CA:思うよをぉにぃ〜わぁ〜いかないもぉ〜んだなぁ〜 🎶


飛〇:(PRIDEだ





間奏に入った頃、飛鳥は座ってられなくなったのか立って応援していた








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ライブは終わり....


飛鳥:すごいライブだった!


〇〇:結局途中からずっと立ってたもんね


飛鳥:あんな良いライブ座ってられないよ!


〇〇:だな


飛鳥:でも疲れた....


〇〇:普段院内しか歩かないもんな


飛鳥:うん...


〇〇:背中乗るか?


飛鳥:ここだと恥ずかしい


〇〇:飛鳥にも羞恥心ってあるんだな笑


飛鳥:あるに決まってんでしょ!





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〇〇:お待たせー


飛鳥:遅かったな


〇〇:そう?


飛鳥:ホテルにあすかちゃんを1人にするなんて!


〇〇:しょうがないだろー


〇〇:飛鳥が外食出来ないからテイクアウトしないといけないんだから


飛鳥:まぁね


飛鳥:で、なに買ってきたの?


〇〇:海鮮丼


飛鳥:北海道といえばだね


〇〇:うん


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それから食べ終わり寝る直前になる



〇〇:飛鳥大丈夫?


飛鳥:え?なんで?


〇〇:疲れすぎてないかなって


飛鳥:疲れてはいるけど...嫌な疲れではないんだよね


〇〇:どういうこと?


飛鳥:なんかハッピーな疲れって感じ笑


〇〇:ハッピーならよかったよ


飛鳥:ねぇ


〇〇:うん?


飛鳥:なんでそこまで私のこと気にしてくれるの?


飛鳥:幼なじみだから?


〇〇:いや、ただの幼なじみならここまでしてないよ


飛鳥:じゃあなんで?


〇〇:飛鳥は俺にとってただの幼なじみじゃないもん


飛鳥:え?


〇〇:俺、飛鳥のこと好きだもん


飛鳥:えっ?


〇〇:飛鳥さえよければ付き合いたいもん


飛鳥:それ本気でいってる?


〇〇:本気でいってる


飛鳥:私ってあと1ヶ月も生きられないんだよ?


〇〇:そんなのわかんないじゃん


飛鳥:へ?


〇〇:昨日の飛鳥も今日の飛鳥も、元気だった頃の飛鳥とまったく一緒だもん


〇〇:飛鳥はもっと長生きできるよ


飛鳥:うぅ...

あと1ヶ月しかないと勝手に決めつけていた飛鳥にとって〇〇の言葉は心にくるものがあった


〇〇:だからさ、付き合わない?


飛鳥:しょ、しょうがないから付き合ってやる///


〇〇:なんでこんな時にツンツンするんだよ笑


飛鳥:うるさい!///


飛鳥:はやくあすかちゃんをギュッってしろ!///


〇〇:まぁツンツンも好きだしいっか笑


ギュッ



飛鳥:こんなやつが彼女でいいの?


〇〇:逆にダメなところある?


飛鳥:ならいいんだけど



その日はそのまま抱き合って寝た





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10年後


??:〇〇!どう?


〇〇:似合ってるよ “ 飛鳥 “


飛鳥:エヘ///ありがと!


〇〇:まさか飛鳥が10年経っても生きてるなんて夢にも思わなかったよ



え?どういうことかって?

あの日飛鳥の身体には奇跡が起きていた。


ライブから帰ったあと検査を受けるとなんと骨髄が治っていたのだ。ライブに行って感じた何とも言葉に変え難い幸福感から、イネイトインテリジェンスが働き始めたのだ......とはいえ再発する可能性があるため、子供は授からないという条件のもと無事今日結婚式を挙げた。



飛鳥:ありがとね!支えてくれて


〇〇:当たり前じゃん!なんならこれからもっと支えるよ


飛鳥:頼んだよ、〇〇!


















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