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落ち込んでいる僕を救ってくれたのは幼馴染とシェアハウスでした .1
『〇〇ご飯よ〜』
〇:はぁい.....
『今が春休みだからいいけどまだ落ち込んでるようじゃ新学期が始まっても学校行けないわよ?』
〇: ….行かないよ。学校なんて
『はぁぁ....。去年まではあんなに元気にしてたのに...』
〇:母さん...もう俺に期待なんてしないでよ
『 …… 』
こうして母さんは無言で部屋を出ていった
それから数日経った頃
?:〇〇〜来たよ〜!
〇:え、なんでいるんだよ....
『さくら』
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さくら:なんでってお隣さんだし来るでしょ
さくらは保育園からの幼馴染で、少し遠い高校に行っている
〇:だってシェアハウスに住んでたんじゃん
さくら:春休みくらい帰ってくるよ...笑
さくら:てか、〇〇どうしたの?髭も生えっぱなしだし髪もボッサボサでホームレスの人みたいになってるよ
〇:いいんだよ....どうせ誰にも合わないし
さくら:何いってんの!〇〇のお母さんに聞いたけど学校にも行く気ないらしいじゃん
〇:あぁ....もう教えられたんだね 。。。
さくら:何があったのか知らないけどさ、嫌なことがあったならさくに連絡してよね!こんな風になる前に
〇:だってほら....新天地で頑張ってるやつに迷惑かけるわけにもいかなi….
さくら:こ〜やってここで心配させちゃってるじゃん!
〇:たしかに....そうだな
まったく返す言葉が見つからない....
さくら:てかさ、さく決めたことがあるの
〇:ん?何を決めたの?
さくら:〇〇を私の高校に転校させる!
〇:はぁっ!?
さくら:決めたもん!〇〇には拒否権ないから
〇:いや嘘だろ?正気か?
さくら:当たり前じゃん!こんな〇〇放っておけないよ
〇:マジかよ....
だが、〇〇はここであることに気づく
〇:あ、でもさくらの高校って遠くて一人暮らししないといけないし....そうなったら親に迷惑かけちゃうからやっぱりやめとくよ
さくら:ふ〜ん そうやって逃げるんだ
〇:べ、べつにそんなんじゃねぇし....
さくら:はいはい。ちゃんとさくのシェアハウスの人ともお話して住めるようにしてるから大丈夫!
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さくら:明後日には向こうに行くから
〇:わかったよ....てか、 “ ありがとね “
さくらは今、僕が元に戻るように頑張ってくれている。
こんなことをやってもらえるなんて当たり前じゃない。ぜったいに
さくら:へへ 。 どういたしまして
それからシェアハウスに行く日になり....
〇:それじゃあ....いってるね
『ちゃんとさくらちゃんの言うこと聞くのよ〜』
〇:わかったってば
さくら:よし、じゃあ...行こっ?
〇:おう
そして久しぶりに外を歩き、バスと電車を乗り継いだ末....
さくら:ここだよっ...!
〇:へ〜シェアハウスってほんとにただの一軒家みたいなんだね
さくら:う〜ん...他のところは知らないけどここはそうだよ
〇:そっか
さくら:とりあえず中入ろ!
〇:う、うん....わかった
さくら:あれ?緊張してる?笑
〇:当たり前じゃん....全員知らない人だし
さくら:そっか
さくら:あ、そういえば言い忘れてたことがあったんだった
〇:なに?
さくら:ここに住んでる人....
『 みんな女の子だから 』
〇: ……
〇:おれ...かえる
さくら:ダメ、引きずってでも連れてくから!
〇:嫌だよ女性ばっかなんて....
さくら:でも女の子嫌いじゃないでしょ?笑
〇:ま、まぁそうだけど
….当たり前だ。僕も男なんだから
さくら:はい!なら入ろう!今すぐ入ろう!
〇:わかったよ....
それから意を決して入ると
さくら:ただいまでーす
?:さくちゃんおかえり!
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さくら:ただいま〜かっきー
?:あ、この人がもしかして新しく入られる方がですか?
さくら:そうだよ咲月ちゃん!
〇:あ、〇〇っていいます。これから....よろしくお願いします
?:へ〜この子がさくが言ってた人なんだ〜
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さくら:あ!そうなんです美月さん
美月:初めまして!今年高3だから....〇〇くんのひとつ先輩です! よろしくね
〇:あ、はいよろしくお願いします
遥香:さくと同級生だから〇〇くんとも同級生だね! 賀喜遥香っていいます!
咲月:菅原咲月です! 〇〇さんの1つ下なので後輩です!
〇:そうなんだ。皆さんよろしくお願いします!
さくら:あれ、そういえばあと2人は?
遥香:たしかさっきトイレにいってたような....
?:おまたせ〜! あ、あなたが今度入る方なんですn…..えぇぇぇええええっ!?
〇: っ...!!!
?:なんで先輩がおるんですか!?
〇:それはこっちのセリフだよ....
『茉央』
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茉央:まおは今年からこっちの学校に行くって決めてたんで
〇:そうだったんだ....
遥香:あの....えっとぉ....どういう関係?
〇: ….中学の部活の後輩なんです。
美月:え、てことは〇〇くんも剣道部なんだ
茉央:まさか〇〇さんがここに来るなんて夢にも思ってなかったです!
遥香:そんなに仲良かったの?
茉央:ん〜仲がいいって言うかぁ....とにかく雲の上の存在なんです!
〇:そんな雲の上なんかじゃないでしょ...笑
茉央:冗談じゃないですからね?
〇:そ、そうか....笑
さくら:あれぇ..... ” 飛鳥さん” まだかなぁ
美月:あ〜そういえばさっき外に出ていってたよ
〇:ちょ。ちょっと待って!!
さくら:どうしたの〇〇
〇:そ、その飛鳥さん(?)って人の苗字なに?
さくら:え? 齋藤だけど
〇:ま、まじか....
さ美: ???
それから1時間後
飛鳥:ただいま〜 新しい子もう来た?
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美月:あ、もう来てるよ〜
飛鳥:お、初めましt….え?〇〇!?
〇:や、やっぱり....同姓同名ではなかったか
飛鳥:すっごい久しぶりだね!元気だった?
〇:ま、まぁそこそこに
さくら:あれ、なんで〇〇と飛鳥さん知り合いなの?
〇:あ〜小学校の5年生から中1まで一緒だったんだよ
さくら:小学5年生から中1….あ〜ちょうど〇〇が転校してた時期だ
〇:そう。その転校先で仲良くなったのが飛鳥なんだよ
さくら:すごい偶然...っ!
〇:だな
飛鳥:ていうか、茉央も剣道仲間が増えてよかったね
茉央:はいっ..! すぅっごい嬉しいです!
〇:あ、いや.....
飛鳥: …ん?
〇:おれ....
『 剣道やめようと思ってる 』
飛茉:えっ......
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