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どっちがお金持ち?

お金とは金銭という数値化すればそれは絶対的なものである。例え、1円でも違えれば上下の差がはっきりする。
そこで次に掲げるAさんとBさんの例を考察してほしい。両者は世帯収入、支出、世帯構成などについては同じものとします。

Aさん「自分は金融資産は約1,000万円位で、投資もしているし、含み益は10%くらいかな。」
Bさん「うちは、貯金は100万円くらいしかないよ。」、「しかも、住宅ローンが1,000万円ほど残っているんだ。」

この情報のだけでは、1,000万円と−900万円(100万円−1,000万円)となりますので、Aさんがお金持ちという事になります。ただし、ここでBさんの発言に注目すると、Bさんは住宅ローンがあるということです。

Bさん「数年前に住宅を購入して、土地と住宅の取得価格は当時で約3,000万円だった。」こうなると話が違ってきます。

Bさんは、住宅の現在の評価額はどうかはわかりませんが、住宅ローンの残価と差し引いてもAさんの1,000万円と近い金額になるのではないでしょうか。
もちろん、将来的にAさんの投資している銘柄が大幅に上昇して含み益が増加するかもしれませんし、逆に倒産してしまってゼロになるかもしれません。

お金の数値は絶体的なものですが、現状においても複数な要因がありますし、将来の見通しを含まえて評価すべきであるため、こういったことを評価して資産管理は行うべきだと思います。

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