見出し画像

アンヘレス・マニラ旅行記3

アンヘレスからマニラについたところからの続きです。前の記事はこちらから。

さて正午ごろにマニラ空港第3ターミナルに到着した。2日ぶりの光景だったが明日の早朝で再訪するので今のところ空港に特に用事はなし。
マニラ市内は前回訪問のときも渋滞がひどかったため、あえて第3ターミナル近くのホテルに宿泊。まずはそのホテルにチェックインして荷物を置くことに。

ターミナルとホテルは高速道路などをまたいで目と鼻の先だが、相変わらず歩行者のことを考えていないため横断できない。ただ、第3ターミナルをニューポート・シティーに直接繋ぐ歩道橋「Runway Manila」(ランウェイ・マニラ)ができたとのことでこちらを利用することに。ただ第3ターミナルからこの歩道橋に行くルートが見当たらない。何度かターミナルを出たり入ったりしてなんとか入口を発見。しかも出入りのたびに金属チェックなどを受けないと行けない。

歩道橋は豪華に作られており、対岸に渡ってからはホテルまではあっという間だった。実はチェックイン時間から少し早かったのだが快くチェックインをしてもらいホテルで少々寛ぐことに。

問題はここからである。マニラの繁華街に行くこともできるがやはり渋滞もひどく、Grabでも片道400〜500ペソ位かかるためそんなに安くはない。夜のお店に行ってもいいが、当日の朝まで遊んでいたためそんな気力もないため、とりあえず夕飯も兼ねて近場のショッピングモールのモールオブアジアに行くことにした。

Grabで予約してすぐに車は来てくれた。乗ったらなにも言わずに目的地に言ってくれるのはありがたい。30分ほどして約250ペソで目的地のモールに到着。ここで一つ事件あり。Grabでは事前にクレジットカードを登録してカード決済もできるが、安全作で現金払いを選択したが、細かいお金がないため1000ペソ札を出したら受取を断れたのだ。と言っても小銭はかき集めても200ペソもないため、それを見せながら押し問答したところ小銭だけ受け取ってOKしてもらえた。こっちが小銭を用意すべきだが。ただ、今度帰りにGrabを予約しようとしたところアプリ上では完了していないことになっていたため車がモールの近くに止まっているままになっていた。ちょっと怖かったが何回かポチポチしていたら新しい予約ができるようになっていたので安心した。

モールに当チェクして正面玄関から入ったが、日曜日の夕方ということもあり地元客で結構混雑していた。人混みを突っ切りながらとりあえず奥の方まで歩いて行こうとしていたところ、現地の女性から私に声をかけてきたような気がした。絶対知り合いもいなし、人違いであっても面倒なことになるなと思ったため歩行速度を早めて突っ切ろうとした。ちょっと進んでから流石に巻けただろうと思ったら再度同じ女性から話をかけられた。大学生くらいの人であなたの靴を見せてほしいというようなことを言ってた。こんなはき古した靴なんてとも思いながら、明確な意思を示したら去っていったがあれは何だったんだろうか?

モールは結構広かったし、それに応じて地元の家族連れと思われる人たちが混み合っていた。一折見て最後に端の方に行くと川沿いに遊園地があった。暑かったが川沿いで風光明媚なこともあり気持ちよかった。


モールの遊園地

モールに戻るとホールみたいなところで人が集まって熱気を伴っていたが、地元の学生の空手の試合みたいなものをしていた。前日のアンヘレスでのミニ四駆大会といい、都会のきらびやかではない素朴な感じに少し好感をもっていた。

さて、少しお腹も減ったので夕食をモールで取ろうと思ったが、人気なのは日本食料理店が多かった。日本で見たこともあるチェーン店もあれば、見たこともない名前の店もあった。ただ、今までフィリピンにファーストフードを食べてきて、明日日本に帰国するのでそれ以外がいいなと思っていたが、そうなると優柔不断で店が決めれない。

東南アジアつながりでタイ料理の店に行くことに決めた。できればカオマンガイを食べたい気分だったがなかったので、海鮮チャーハンを注文。これも前日のアンヘレスの既視感であったが、2人前のエビしか入っていない、しかも大味なチャーハンがドカンと来た。少し残しながらも店を後にした。

その後はモールのスーパーマーケットでドライマンゴーといった簡単なお土産品を購入し、Grabでホテルに戻ることに。ドライバーはおじいちゃんだった。乗ったときはニコッとしていて感じがよかったが、途中に渋滞に捕まってしまった。おじいちゃんの呪詛にも聞こえる独り言がすごいのである。しかも車内の薬品系の匂いが気になってきて、ホテルに着くまでの車内は途中で降ろしてほしいほどの状況だった。

なんとかホテルについて、ちゃんと用意した小銭で支払ってなんとか開放されることに。マニラに入ってから車のチェックも厳しくなっていた。施設の警備員がミラーで車の裏側をチェックするし、勝手にトランクを開けて中をチェックするのが当たり前だった。実際に怖い目にあったことはなかったが、やはりマニラの治安は悪いんだろうなという感じはした。

ホテルについてからは周辺のニューポート・シティを少し散策してみた。結構感じの良い店も何件かあり、ここで夕食をとっても良かったなという気持ちもしていた。そのままホテルに戻るのは何だったので、コンビニでお菓子を買うことに。ここで気になったよく海外のコンビニあるドリンクバーみたいなものを買いたいなと思った。カップがおいてあって先にジュースを満たしてレジに持っていくスタイルかなと思ったがカップはない。レジに並んでお姉さんにそこにあるミロを解体といったところ、無愛想にまだ準備中だからダメと言われた。ここでくじけず隣にあるアイスティーでといったところ無事にカップをもらって自分で注いで買えることができた。

実はここで買ったレモンアイスティーがフレーバーや甘さもちょうどよく、今回で飲んだドリンクで一番美味しかった。買い物に満足してホテルへ。日が暮れ始めたくらいの時間だったが、少しゴロゴロして早めに睡眠を取ることにした。


ニューポート・シティの町並み

まだ夜が明けきる前に目覚めたのだが、そんな時間にもかかわら空港前の道路は渋滞していた。そんな様子をみつつ身支度を整えてすぐにチェックアウトして眼の前の空港へ。早朝にもかかわらず少し並んでいたがボーディングパスも受け取ることができた。

お土産も買っているのですぐに出国手続きに。外国人用のレーンに向かったがここも結構人が並んでいた。並んでいる人を見てみると外国人が少ないなと感じたので、手に持ったパスポートをチラ見するとフィリピンのものを持っているものが多かった。自国民のレーンも多く並んでいたのだが窓口が多かったためそれほど時間も変わらないと思ったがあれはなんでだったのだろう。

その後に荷物チェックも相変わらず靴を脱ぐことがデフォルトになっていたが係員のチェックは結構ザルだった。走行しつつ無事に出国手続きを終えたのでココでもプライオリティ・パスを使って早速ラウンジに。

このラウンジは複数あって、まずは左側にあるA-Loungeに向かった。サイトではすでに空いている時間で入れるようになっていたがスタッフがいなかった。様子をみると奥からスタッフが出てきたが歓迎する様子はなかったので、プライオリティ・パスを見せて入れるか聞いてみると、よく聞き取れない英語でダメダメと言われてしまった。疑問に思いながらも反対側にあるPAGSS Premium Loungeへ。

こちらのLoungeはまあまあ混んでいた。なんとかカウンター席を確保して朝飯の軽食を取ることに。現地食と思われるものが数品あったがあんまり美味しくはなかった。適当に摘んでコーヒーや軽くビールなんかも飲みつつ出発時間まで滞在した。

その後は予定通りエアアジアのゲートまで向かい、無事に離陸し、予定より早い時間で関西空港に戻ってきた。到着後でも使用できるプライオリティ・パスのカフェラウンジ NODOKAに立ち寄ったが、ちょっとした漫画喫茶のような感じだった。カレーや酎ハイをもらったがそんなに漫画喫茶レベルの美味しくはなかった。そんなに滞在する余裕もなかったの1時間もたたずに出発して自宅への帰路についた。

今回の旅行は総額で10万円程度だった。そんなに高くはないがやはり円安の影響は大きいなという感じだった。

フィリピンについてはやはり食事面はあんまり満足行くものではなかった。アンヘレスという地方都市に多く滞在していたためか、あんまり悪く思うことはなかったが、他に観光すべき場所や娯楽も少ないため、そういったものも考慮するとリピートするかという悩むという感じである。

ただ、海外旅行は刺激的なのでまた行きたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?