週末レビュー(2020/2/16)

週の出来事と雑感

新年一回目の週末の振り返り。昨年積み残した課題に未だに足を引っ張られている。新年が明けて、1.5ヶ月が過ぎたのに、年始からほとんど事業が進んだ感がない。
目的が不明瞭なままでも、足元に落ちている課題を、気付いた順番で解決していかないと立ち行かなくなるような事業の段階はようやく抜け、KPIの達成を目線にやるべきこととそれを達成するための現状の把握、やるべきことの順序立てをして、物事を進められるようにはなってきたのだけど、それを現場レベルに落として解決するということと、その取り組みの中で発見した上位の課題を新たに解決するということを同時にこなせずに、どちらもやり切れずに時間だけ投下したのに、結果に結びつかないままになっている。
組織としては、やるべきこととして挙げられたことを誰でも出来るようにかみ砕いて、まずはやりきるように会議体を中心として進捗を追い続けることを徹底しないといけない。一つ一つ消化して、現場で積み上げていかないことには、どれだけ中身を検討しようが、マネジメントの人たちが気付きを得ようが全く意味がない。
個人的には、結論からスタートする、ということを身体に染み渡らせることが必要だと思う。課題の発見については、現場との距離を作らず、日常からどっぷりと現場に浸かっておくことで、人から吸い上げるのではなく、まず自分が気付いて、その上で、自分では全ての現場を見切れないので、類似の課題が発生していないかを聞きまわるということが大切。今の規模感とレベル感で、現場で課題を発見し、それを誰かが吸い上げ、構造化して、報告してくれるように仕組化するなんてのはほとんど不可能に近しくて、それを自分が旗振りしつつ、その姿を周りに見せながら、仕組化するしかない。
課題の解決については、初動としていくつかのサンプルと現状持っている自分の仮説から全体感を整理することは必要なものの、それ自体に数日かけるという現状のスピード感が間違っていて、その日のうちに、初動の仮説を出し切って、すぐに現場の個別の課題を具体的なアウトプットに落とし込んでもらう指示を出す必要がある。
マネジメントとしての自分に求められている仕事の成果は、そのアウトプットが現状できうる限りのレベルを出し、お客様の想像の斜め上のレベルであり、それを実際に提供すること、そしてそのアウトプットを誰でも、いつでも提供できるように仕組化することであって、初動の全体感を出して、課題の特定とその解決策を示すことではない、ということを何度でも肝に銘じないといけない。
全体感を整理する中で、大風呂敷を広げて、目下取り組んでいる課題の解決が緩くなってしまうこと、自分が作ったフレームワークに沿って、組織が動き、仕組化されることが目的になってしまい、お客様に提供されるサービスがお金を受け取るということに対して本当に価値のあるものになっているかどうかを常にチェックし、それに対して組織そのものを作り替え、組織の意識をその一点に向け、推進していくことがどこかおざなりになってしまうことに、現状の自身の力量不足を感じてる。
柳井さんの言葉の引用、「商売は売り場で完結しなければならない。あらゆる仕事が最高の売り場をつくるということに直結していなければならない。当然ですけど。当たり前ですけど。」、これに尽きる。中途半端な解決策だから、現場に落ちない、お客様が感動しない、だからサービスがスケールしない。完結するために、最高のサービスのために全ての仕事を直結させることだけを意識しないといけない。当然ですけど。当たり前ですけど。

読んだ本・観たもの

再読:『リーダーの現場力』
再読:『経営者になるためのノート』
初読:『稲森和夫の実学』

その他雑感

どうしても経営者になりたくて、コンサルに新卒で入ったものの、直接的に関係のない仕事に耐え切れず、今の会社の事業の責任者として転職して、2年弱が経ったのだけど、最近ようやく経営者の入り口に立てた気がしている。自分がどう成果を残して会社から評価されるか、どう目下の課題を自分を含めて解決していくか、と常に意識が「自分」にあったのが、会社が存続して、成長するために必要な全ての成果に対して責任を感じ(これがまじでつらい)、そのためにどの大きさでも段取りと注意を払い、スタッフに対して時には厳しく接し、時には機嫌を取り、本気で接して、どうしても合わない人には納得の上、会社を去ってもらい、どうしても必要な人は口説き続け、と出来る出来ないではなく、常に泥まみれになりながら、怒られながら、文句を言われながら、失敗9割、成功1割(もっと少ないかも、、)だけど、真摯に向き合えるまっすぐな気持ちと、上で書いたような行動が少しずつだけど出来るようになってきた。
試行錯誤した上で、いまいち成果に結びつかず、一喝されたあと創業者から、「それが経営者ってもんだろ」、「それが事業ってもんだろ」という一言を聞く機会が増えた。しんどい時間が長くなって、しんどさが深くなって、コンサルが恋しくなったり、最初の心持を忘れそうになるんだけど、成果を出すことだけに集中して今週も頑張ろう。

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