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シングルマザーは家が借りれないかと思った話(借りれます)

数年前の正月に

「あ、子供を連れて家でよー」

と思い立って、賃貸物件を探した時の話です。

これまで賃貸物件を借りて引越す経験は3回ほどしていたし、社会人になってから家を借りたことも当然あります。

家賃と希望条件は要相談とはいえ、引越しは「理想の住まい」を探すものだと思っていました。

まさか「住まいを探す」だけでこんなに大変だったなんて・・・・知らなかったよ・・・

物件探しのハードル①【エリアが限られる】

子どもがいる引越しで厄介なのは保育園や学校の関係でエリアが限られる点です。この時点でかなり物件を探す範囲が狭まります。

1番スムーズで確実に転園できそうな同じ区内で4月入園を狙ったこともあり4月に開園する園情報や年長クラスの空きが出そうな園情報を集め、そこから逆算して引越し先の候補を探しました。(子どもは当時年中さんでした)

物件探しのハードル②【物件が限られる】

そもそも子どもNGの物件が多数存在します。NGかどうかは不動産会社さんに問い合わせをしないとわからないことの方が多かったです。

ネットで探して「良さそう!」と思っても子どもNGだった場合が体感で80%位ありました。特に1LDKくらいまでの間取りだと多いらしいです。

あと子どもの年齢や性別を聞かれたりすることもよくありました。

タイミングも大事!

私が思い立ったのがちょうど賃貸不動産会社の繁忙期。。。。賃貸物件を探すなら1月〜3月はできれば避けた方が良いです。

私はこの後もう1度子どもを連れて住み替えをしますが、その時は9月ごろから探し出し余裕のある物件探しになりました。

時期によって全く状況が違うので、お気をつけください

いざ内見!

なんとか内見に行ける物件が見つかり内見に行きます。

ここでさらに現実を突きつけられます。

内見してわかった現実①【住みたい家なんてない】

まずこれまで家族で住んでいた家のランクをぐーーーーーーっっっと落とすことになります。夫婦2人で払う家賃と自分1人で子どもを育てながら払える家賃に差が出るのは当然のこと。わかっているけど、なかなか辛い現実です。

人生でワクワクしない家探しを初めて経験しました。マジ辛い。

内見してわかった現実②【めちゃくちゃ収入に関する情報を聞かれる】

これは仕方ないと思いますが、不動産会社さんに引越しの理由を尋ねられ「離婚するのに別居するためです」と答えると

奥さんはお仕事してますか?

から始まり正社員かどうか、年収はどれくらいか、初期費用はいくら払えるか、保証人は用意できるかなど内見の段階で根掘り葉掘りされます。

これまでの経験上、内見の時点でここまで確認されるの初めてだったのでびっくりしました。

内見してわかった現実③【シングルマザーというだけで内見すら満足にできない】

親切な賃貸仲介の不動産会社の方に当たったので熱心に物件を探してくれました。そこで自分では見つけられなかった好条件な物件を提案してもらい内見予約をして現場まで行ったのに管理会社さんと連絡がつかず内見できないことや、内見する前から「オタクには向いてないと思う」のような趣旨のことを仲介の方経由で言われたり(今思うとなぜ?!)・・・

独身の時には想像もつかない事ばかり起きました。

最終的に内見をする前に申込みを入れる(そうすればこちらの個人情報が管理会社さんに入るので信用されて内見ができる、的なもくろみ、多分)事も提案していただきましたが契約するかどうかわからないのに申込みをすることは抵抗があったのでお断りしました。

最後に

理想の住まいとまでは行きませんが、いくつか妥協をして無事に家を出ることができたのでご安心ください。はじめは憂鬱でしかなかった新居でも、自分の好きな家具を置いたり子どもの好きな色の壁紙を貼ったりしている間に愛着のある住まいになりました。冬の内見の時は気が付かなかったけど、家の周りが桜並木に囲まれていて、春は綺麗な桜を見て励まされたりしました。

息の詰まる相手に神経を使いながら広いマンションに住むよりも、自由にのびのびと住む狭いマンションの方がずっと幸せですね。

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