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色彩心理でブランディング

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人は、五感を使って外の情報を取り入れます。
そして、その80%以上が視覚情報です。
80%の視覚情報の中の、さらに80%は「色からの情報」だと言われています。

同じ商品でも、色が変わるだけで、売れ行きが変わるというのは、もはや常識となっていますね。
その根底には、人の持つ「色彩感情」があります。

この色彩感情の効果を取り入れて、ビジネスにおけるブランド価値をあげるのが、カラーブランディング。マーケティングのひとつの手法です。
多くの企業において、自社のターゲット、コンセプトをロゴマークなどで表現していますね。

企業理念や取り組みといったものと合わせて見ていくと、よくわかります。

docomoロゴ

携帯電話のキャリアの中で30%強のシェアを持つ、docomoのイメージは、赤。
docomoの企業理念は「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」


赤の色の意味には、「いばらの道をかき分けてでも進んでいく、開拓精神」というのがあります。
地に足をつけ、力強く、前向きに・・・。
リーダーの色とも言われる赤のロゴマークは、docomoの企業理念とピッタリです。

auロゴ


20%弱のシェアを持つauは、auオレンジとも言われる、明るいオレンジと筆記体文字が特徴的。
モノや人との出会いの「会う」と、価値が集い合う世界の「合う」を、掛け合わせたロゴ。


オレンジの意味には、「つながる」「温かさ」「コミュニケーション」などがあります。
「おもしろいほうの未来へ」というキャッチが、しっくりきます。

softbankロゴ

Soft Bankの白と銀、そこに黒で書かれた文字は、余分なものをそぎ落としたスマート感、潔さがありますね。
無機質に思えるこの色の組み合わせにより、まだ、見ぬ「未来」をイメージさせています。
IR情報には「最先端技術を体感できる」 「世界の人々から最も必要とされる企業」といった言葉が並んでいます。


白は、何色にも染まる柔軟性と同時に、神にも通じる完璧な世界観を表現する色です。
そして、銀色は自然界には、あまり見ない色。人の手によって作り出される智慧の色でもあります。

さて、あなたは、ご自身のビジネスイメージに、どんな色を選びますか?

公式ラインを作る際に、最も、この効果を発揮できるのが、「リッチメニュー」です。
背景の色、文字の色、アイコンの色・・・。
色々な場面で、自分の伝えたいイメージに合わせて決めた色を使っていきたいですね。

例えば、リーズナブルなイタリアンのお店に、こんなリッチメニューはいかがでしょう?

リッチメニューあろまりえ


具体的に、どのような点に気をつければいいのでしょうか?
おいおいお伝えしますね。