見出し画像

幾田りら 1stワンマンツアー『SKETCH』@ZEPP横浜【ほぼ還の徒然ライブ記】

やっぱり自分を偽っていたかな。
そろそろ素直にならないとな。
そうだ、認めてしまえ。心が叫ぶ。

そう、私がYOASOBIを好きな理由、それはikuraが好きだからだ。

もう還暦になるおっさんがこんなこと言うと気持ち悪いって思われそう、
そんな自己防衛機能がオートで働いたんだろう。
電光石火ツアーにかこつけて訳の分からない記事を書いてしまった。

↓訳のわからない記事

男の子だし、そんなこともあるよね。

さぁ、7月10日 月曜日!
会社をピッタリ定時に退社してZepp Yokohamaに駆けつけた。

私と同年代くらいの男性ソロやご夫婦も多い。出来の良い姪っ子を応援に来ました、的な。
そうだ!幾田りらには「出来の良い姪っ子」と言う表現がぴったりハマる。自分の娘とはまた違う。無責任に可愛くて仕方がない。
幾田りらが好きって言う感覚はこれか。なんか凄く納得。

ステージが暗転、幾田りらがゆっくり登場する。観客は固唾を飲んでいる。まだ拍手なはい。

「煌めいて消えてった ひとひらの恋の結末は」

YOASOBIの武道館ライブの「あの夢をなぞって」を彷彿とさせるオープニングだ。
「スパークル」のアカペラからの開幕。
ああ、やっぱり幾田りらはこの感じだ。

画質はご勘弁
雰囲気だけでも


伸びのあるキレイな歌声が会場に響き渡り、一瞬にして全体が「りらワールド」に惹き込まれた。

今日は髪の毛下ろしてる。女の子っぽくて、YOASOBIのikuraとはまた随分違う印象だ。とても可愛い。

幾田りらはアコースティックナンバー多いし、今日は座ってゆっくり聴けそうだ。

そう思ったのも束の間、スパークルが終わるや否や、

「さあ、みんな立ち上がって!」

「声出しの練習するよ!」
「まだまだ行けるよね!?」

いきなり煽るか!?

おじさんはそんな娘に育てた覚えはないぞ。

当然みんな立ち上がる。
「サークル」の変則リズムの手拍子を何度も練習する。
これで会場が温まったのは違いないが、座るきっかけを失ってしまったよ。

3曲目は去年の紅白で話題になった「おもかげ」。名古屋ではAimerとmiletがゲストで来たそうだ。さすがにVaundyは
来なかった、日藝の同期だから期待したんだけどな。
もちろん、りらソロでも本当に楽しそうに歌う。
サビはシンガロング。英語部分は「feel like」以外歌詞が怪しいのでもちろん口パクだ笑

横浜でのライブは5年ぶりだと言う。
5年前と言うと、幾田りらはまだ高校生か。
本当に頑張って歌を続けてくれてありがとう。

学生時代の思い出の地を歌った「吉祥寺」に続いて、「Midnight Talk」。
眠れない夜にお話しするのはいいが、一緒にいるのは誰だ。おじさんはそんな娘に以下略

ここで横浜だけのサプライズ!
佐藤千亜妃が登場。
「線香花火 feat. 幾田りら」で生コラボだ。

back numberの「わたがし」と同じシチュエーションの曲で、あれをカッコよくした感じだ。

今回のコラボは佐藤千亜妃からオファーしたそうだ。
feat.が多いのはアーティストに人気がある証拠。その比類なき声はもちろん、人柄も認められているんだろう。
おじさんとしても鼻が高い。

その後「レンズ」「蒲公英」とTVドラマの主題歌が続く。
「レンズ」は王道ソングだが、「蒲公英」は結構冒険した印象がある。

それにしても「SKETCH」に収められている曲はタイアップがとても多い。小田和正くらい多い。素直に凄いと思う。

ここでバンドメンバーが一旦下がり、ギターを手に弾き語りを始める。

旅立つ僕の心の中には君が光り続けている、と歌う「宝石」。
スポットライトに照らされた身体はなんかちっちゃくて、よく見る、あの渋谷の電車前での路上ライブの写真を思い出させる。
それでも歌声には自信が溢れていて、聴くものの心を打つ。

次の「ロマンスの約束」。
高校生の時に作った曲と言うことだが、
「口紅が解けるようなキスをして」だと!?
おじさんは以下略
MVが素敵なので観て欲しい。

かけがえのない友だちのことを歌った「ヒカリ」に続けて、
東京スカパラオーケストラから谷中敦を含めたホーンセクションの4人がゲスト登場、もちろん演奏は「Free Free Free feat. 幾田りら」だ。
去年の「ラブシャ」で生コラボしたんだよなぁ、「ライジング」で観たかった。

やっぱりホーンは盛り上がる!

この曲のためだけ!
なんて贅沢な


「ラスト2曲、まだまだイケるか!?」

ウォウォウォ ウォ〜ウォウォ〜ウォウォ〜!
会場全体でシンガロングする。

「みんな知ってるね!!」

サッカーワールドカップのテーマ「JUMP」で盛り上がりは最高潮を迎えた。

ステージが暗転、盛り上がりの波がスーッと引いてゆく。
観客は皆知っている。
ラストはあの曲だ。

このままどこまで歩いていくんだろう

YOASOBIで急にブレイクして、自分を見失いそうになったときに生まれた曲、「Answer」。冷静に客観的に自分を歌う。

振り返ればもう無数のゴールライン 越えてきた証

余韻を残して本編は幕を閉じた。

そしてアンコールは新曲「P.S.」。
こちらも映画とのコラボだ。
もう勢いは止められない。


YOASOBIのikuraは
That's Entertainmentを体現する表現者だが、今日は生身の幾田りらを感じることが出来た。
ソロライブの実力はもう十分だ。
今度はホールで、と言いたいところだが、次もこのくらいの箱で、もっと近い席でお願いしたい。

あぁやっぱり幾田りらが好きだ。
でも、「Lilas」Tシャツを街中に来ていく勇気は、ちょっとない。

セトリなど、記憶違いがあるかも知れません。その時はご容赦を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?