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YOASOBI TikTokライブ@MIRANO-Za【アラ還の徒然ライブ記】

TikTokなんて中国製の危ないアプリで個人情報を抜かれるから欧米では使用禁止の動きが広まっている、なんていうニュースでその名前を知ったようなおっさんだった私が、今では毎日寝る前の30分くらいはベッドの中でTikTokをチェックしている始末。

おっさんのおすすめに出てくるのは、TikTokerと呼ばれる若い(主に)女の子のダンス動画やTVの切り抜き動画などなのだが、脳死状態で見続けられることからふと気づくと1時間くらい経過していることがよくある。

斯様に「確かに危ないアプリ」ながら、今の日本の音楽の流行の仕方を鑑みるに、その先端は間違いなくTikTokであるという事実は認めざるを得ないだろう。

YOASOBIがそんなTikTokで配信ライブをするという。

ライブ会場は、2年前YOASOBIが初のライブ「KEEP OUT THEATER」を行った新宿ミラノ座跡地の工事現場だったところが、完成して東急歌舞伎町タワーとなって生まれ変わったTHEATER MIRANO-Za。
しかもそのこけら落とし。なんというドラマ。あぁこれは行きたい!

抽選で200組400名を無料招待か。
応募方法は・・・TikTokにフォトモードで投稿する・・・。

なんだと?

私にとってTikTokは見るものであって決して投稿するものではないが、運営も厳正なる「抽選」と言っているし、動画の出来を審査するわけではないようだ。
ということで、簡単だというフォトモードに苦戦しながら投稿したのがこれだ。

https://vt.tiktok.com/ZS8cvCWp1/

ほとんど誰の目にも止まっていないながら、なんと、これで、200組に当選してしまった。

実際の競争率が何倍かはわからないが、Ayaseが前説で凄い倍率の中勝ち抜けた人たち、と言っていたからきっと凄いことなのだろう。
宝くじは買わないと当たらない。
ご同輩の皆様、自分から動かないと何も始まらないよ。

マスク越しの声出しOK、写真OKのライブ。
会場内の注意アナウンスがバンドメンバーのざくろだったことが明かされ会場が沸く。
前説ではAyaseの音頭で声出し練習、「あやせ~~」という野太い声が会場内に響き渡る。男の子が多い印象だ。

今回のライブではセトリ当てクイズも開催されており、当たった人の中から、Ayase、ikura直筆のセトリがプレゼントされるそうだ。

いろいろ考えてて結局時間切れで応募できなかったのだが、1曲目は当然、今回のライブ申し込み動画でも使われていた「セブンティーン」で決まりだ!

いきなり外れた↓

最初は「祝福」かー。私の中では2曲目だったんだよな。

ikuraがまた変な髪の毛してる。サザエさんみたいだと思ったら、お団子がひとつ多い4つだ。

2曲目で「夜に駆ける」を持ってくるあたり、絶対当たらせないぞ、というAyaseの強い意図が感じられる。
が、当たった人がいたようだ。凄い。

3曲目にようやく「セブンティーン」が来る。
KEEP OUT THEATERを思い起こさせる「ハルジオン」、
TikTokで世界的にバズった「たぶん」と続き、
「つばめ」「怪物」とたたみかける。

続く「群青」の合唱パート

知らず知らず隠してた本当の声を響かせてよ

会場のサイズもあるのだろうが、本当に大合唱となった。
ikuraも思わず「いいね!」と叫ぶ。

ラスト2曲、USJでのユニ春ライブの「アドベンチャー」、
そしてラストは、今回の目玉だろう、生ikuraが歌う「アイドル」。

ikuraには元々アイドルの素養があると思ってはいたが、アイドルっぽい振付で踊るダンスも、ステージでの堂々としたその立ち振る舞いは、まさに完璧で究極のアイドルだった(ちょっと言い過ぎか)。

レコーディングでREAL AKIBA BOYZが参加した部分は俺たちに任せろ!とばかりに会場全体での「オイ!オイ!」コールが響き渡る様は、紛れもなくアイドルのライブであり、その熱量は会場内の気温を上げ、Ayaseの発汗を更に促したのだった。

こうして1時間のTikTokライブは幕を閉じたわけだが、やはりAyaseの書く楽曲の良さとikuraの歌声は唯一無二だと改めて思った。


ライブ終了後の会場向けにおまけのトークコーナーがあり、ふたりから会場への質問で「この中で自分が一番年上だと思う人?」という質問に準備していた私だが、もちろんそんな質問は出るはずもなく。
同年代っぽい方もちらほらお見かけしたので、もしかしたら私ではなかったかもしれん。


ライブは今回くらいの大きさの箱がいいな。
巨大会場の巨大スクリーンも最近は解像度がエグくて凄いが、ステージが近くて、アーティストが肉眼で見える距離にいる方がやっぱり嬉しい。

とは言え、さぁ、次は6月のさいたまスーパーアリーナだ。また今日とは違ったYOASOBIに会えることを期待。


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