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大切な友人と一線を超えた

男女の友情とは
どうしてこうも難しいのでしょうか。


女性次第で男女の友情は成立する

この意見に変わりはありません。


今回は相手が好意を持っていて
さらに私がそうなってもいいって思ったから
友情が崩れてしまいました。


これまでもお互いに
たくさん恋愛相談をしてきて
今回ももう彼しかいないと思い
周囲の「連絡するな」の声を無視して
連絡してしまいました。


向こうが私に好意があることは知っていて
都合よく利用してしまいました。

我ながら最低です。

自分から友情を崩しました。


本当に大切に思ってる。

そう改めて伝えてくれた彼。

でも私はその気持ちに応えることはできなくて

「それならなんで連絡してきたの?
期待することはわかってたでしょ?
反則だよ。」

そうだよね、ごめん。

失恋の孤独感に耐えられませんでした。

彼以上にこれまでの私の恋愛を
知っている人もいませんでした。

どうしても彼に頼りたくなった。


「こんな状態のたこまるに
気持ちを伝える僕も反則だけどね」
って笑っていました。


失恋の苦しみから人の温もりを求めたのは
今回が初めてでした。

知り合いとそういう関係になるのも
今回が初めてでした。

私の精神状態がいかにギリギリか
彼も感じていたはずです。


「私はあなたが思うような人じゃないよ。」

「わかってる。そこが好き。」

なんだよそれ


どうしてこんなにも
私のことを理解してくれる人のことを
私は好きになれないんだろう。

どうして私が大好きな人は
私のことを理解してくれないんだろう。

そう思いながらたくさん泣きました。


どうしたらたこまるが一番幸せになるか
それを真剣に考えてるよ。

彼はそう言ってくれて
実際たくさんの大切なことに
気づかせてくれました。

彼だからこそ推測できた
元彼の気持ちを教えてくれて

「たこまるは何も悪くない。
元彼の心の問題だよ。」

って言ってくれました。


一線を超えてしまったのは
きっと彼も辛かったから。

もう私に会いたくなかったから。

好意を利用されたくなかったから。


超えてしまったらもう会わないでしょ。

彼はそう言いました。

私はまだ彼と会いたかった。
大切な友人として繋がっていたかった。

だから一線を越えることはしたくなかった。

彼が私への気持ちを諦めてくれたら...
そう何度も願ってきました。

でももういろいろと無理でした。
友人関係は既に崩れていたんだと思います。

私が友情だと思っていた2人の絆は
彼の好意の上に成り立っていたのでしょう。


彼は私にとって
本当に有能なアドバイザーでした。

男性だから男性心理もよくわかるし
人生経験も私より豊富だし
言語化も上手だから話がスッと入ってくる。

これまでもたくさん助けてもらったし
私もたくさん手を貸してきました。

私たちの感性もよく似ていて
話していてお互いの発言の裏にある感情を
読み解くことも簡単でした。

目に見えない思いやりに
気がつくこともお互いにできました。


でもどうしても異性として
好きになることはできなくて。

それは彼が
女性にだらしないことを知っていたから。

だからこそ私たちの関係も始まりました。


私が元彼と付き合いだしてから
彼の方も環境の変化があり
彼から私への好意が浮き彫りになってきて
距離をとっていました。

もう会えない。

そう言ったのは私でした。

今の彼(元彼)が本当に大切だし
あなたに期待させるのは不本意。

そう伝えました。


なのにこんな時だけ
彼に頼ってしまうなんて。

心の弱い私です。


彼に連絡をしたこと
会って話を聞いてもらったこと
いろいろ考察してくれたこと
私への想いを言葉にしてくれたこと
一線を超えてしまったこと

結果としてどれも後悔していません。


元彼を重ねてしまって
ずっと泣いてしまいました。

彼のことも傷つけてしまったと思います。


もしかすると彼だってただ下半身に任せて
耳障りのいい言葉を囁いただけかもしれない。
その真相はどっちだっていい。

多分お互いにとって
これが最善の終着点だったと思います。


「本当にたこまるの人生に
僕が必要になった時だけ連絡してきて欲しい」


そう言い残して彼は去って行きました。


もう会えないと思うと恋しくて
でも今の冷静じゃない頭で考えても
正しい答えは見えない。

もしかしたらいつか
彼を選べばよかったって思うのかも。

その時はその時に後悔すればいい。


大切な恋人と別れて
大切な友人も去っていった。


逆にもうスッキリです。

元彼のことも
友人の彼のことも。


スッキリさせてくれたのは
間違いなく彼の優しさでした。


彼と出会えたこと
たくさん語り合ったこと
お互いの傷を慰めあったこと

全てが私の人生の大切な一部。


苦しい失恋の沼から
何度も救ってくれてありがとう。

この先お互いに
手を離したくない大切な人に出会えたら
その時はまた祝福しあおうね。










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