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「ゲーム」っていいよ…!

風ノ旅ビト

パワフルプロ野球(通称:パワプロ)

It Takes Two


…最近、母が気になっているゲームタイトルである。
パワプロに至っては「やってみたい」とまで言い出した。
ゲームが好きだったり、普段から普通にやるような人でもなかなか並ばないような…というか、「こいつ、知ってるな」というラインナップになっていて恐ろしい。

ゴリッゴリの昭和生まれの母は、当然のようにゲームからは縁遠い生活をしている。(逆に子どもらは、当然のように親しんできているが、その程度)

原因は完全にNHKの『ゲームゲノム』という番組だ。


ゲームという”文化”、そこに込められた特殊性を読み解いていくというもので、この番組のすごいところは、特にゲームに関心のない人にも興味を持たせられるところだけじゃない。
子ども用のアーケードゲーム『ラブ&ベリー』をきっかけとしてモデルになった藤田ニコルさんなど、ゲームによって人生が変わった人たちが毎回出てきて、このゲームのここがすごい!とアツく語っているところだ。
そのおかげで、知っているゲームでも改めて「なるほど!」「そうそう!」と感心できるし、知らないゲームは「なにそれ?!」「楽しそう」と素直に感動することができる。


それにしてもゲームは、本や映画とも違う独特の体験がある
あの仲間を見殺しにしたのも(それは苦渋の決断だったけど)、
命を懸けて世界を救ったのも、トモダチを傷つけたのも、
キャラではなく、自分の経験として心に残っている。
…ゲームにはそういうところがある。

ちょっと前まではゲーム機本体とソフトが必要だったけど、
最近はスマホひとつで色んなゲームができてしまう。
「ゲームなんて子どもの遊びでしょ」という方でも、
「難しそうだから…」としり込みしている方でも、
ぜひ一度、気になるタイトルを触ってみてほしい。
こんな経験は、日常だけではまずできない。
(普通だったら経験したくないようなことも多々あるけど、
 それが結構重要だったりするんで…!)

もちろん、ゲームだけやってればいいということじゃない。
それだけじゃゲームの読解力は上がらない。
わたしもその昔『風ノ旅ビト』をやったとき、全然ピンとこなかった。
キレイでかわいいけど…
くらいにしか思えなかった鈍感な自分が恥ずかしい。
(そう思えるくらいに成長しているともいえるけど)
色んなことをやって、考えて、初めてゲームをより深く読み解き、
楽しむことができるようになるから。
(そういう意味では、
 どんなゲームもオトナのほうが楽しめるかもしれない)


とりあえず、『ゲームゲノム』を見るところからでもいい。
この世界の間口はどんどん広がっていて、どこまでも深く、
いつでもあなたを待っている。
知らないで済ますには、大分もったいない。

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